コエガタリ

声優ファン歴10年のアラサーが声優さんについて書き殴るブログ

小林千晃さんBLCD出演作感想まとめ

BLCDオタクに戻るきっかけとなった小林千晃くんのBLCDを買い集めており、自分用の備忘録として各作品についての感想を簡単にまとめてみました!千晃くんが好きでBLCDを買ってみたいけど、どれを買ったらいいのか悩んでいる人に役立つ記事にもなっていたらいいな。ただ、すべてあくまで個人の感想ですのでぜひ興味がある作品があったら実際に聞いてもらいたいです!

作品視聴ごとに随時更新していきます。メインでの出演作が10作超えたらおススメ作品紹介などコンテンツを増やしていく予定!

フォロワーさんの山下誠一郎くんの出演作まとめ記事を参考にさせていただいたので、誠一郎くんも好きな方はぜひこちらもどうぞ。

mito-913.hatenablog.com

 

 

受け

彼のいる生活(2021)

e-fifth.net

攻め:鈴木崚汰

記念すべきデビュー作。幼馴染の大学生同士のピュアな恋愛を描いた作品で、千晃くんは素直な世話焼きの男の子を演じています。本編ではラウンドなし*1でCD1枚かけてメイン2人がくっつく過程が楽しめるので、初心者におススメ。

フリートークで千晃くんも言っていたけど、ナチュラルで作らないトーン。受け視点で進むため、思い悩んでグルグルして喋り倒しています。相手の崚汰くんも初めてなのもあり、初メイン同士でしか作れないであろう初々しい雰囲気となっています。個人的に2人の声の相性が良く、聞いているだけで幸せな気持ちになれるので寝る前に聞くのがおススメ。

詳しい感想はこちら。

koegatari.hatenadiary.com

跪いて愛を問う(2021)

www.shinshokan.co.jp

攻め:山下誠一郎

Dom/Subユニバースという特殊設定かつ毎トラックラウンドが入る、2作目とは思えないハードめな作品。絡みの回数は多いものの、すべて短めでフェードアウトして終わるので、意外とアッサリしています。千晃くんはSubで家庭環境の悪さ故に捻くれた男子高校生を演じており、攻めに対して最後まで刺々しい物言いをする役どころ。

喘ぎが激しめなのは原作通り。経験数の少なさゆえの拙さや荒削り感はありますが、今できる自分でぶつかっているような奮闘が感じられて個人的には好感を持ちました。

喜怒哀楽のうち怒と哀の比率が強めで、最後まで苦しそうにしていますが、最後はハッピーエンド。原作既読の私はCD1枚に詰めこんだ感がありましたが、未読の方はあまり気にならないようなので、個人的には未読のまま聞いた方が良いと思いました。

同じ事務所の先輩である誠一郎くんとの組み合わせなのも注目ポイント!Dom/Sub設定が大丈夫だったらオススメです。

詳しい感想はこちら。

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シュガードラッグ(2021)

crownworks.jp

攻め:寺島拓篤

閉鎖的な研究機関が舞台の職場恋愛もので、千晃くんはとある事故をきっかけに上司と身体の関係を持ってしまう助手を演じます。愛人となって振り回されながらも上司を好きになってしまう役どころ。

てらしー演じる攻めが性格や性的なことに関して未熟なため、経験豊富な千晃くんのキャラがリードする襲い受け描写があり、千晃くんの中では珍しいキャラ。甘えたで誘惑する芝居が聞けるのは今のところ今作のみなので、割とビッチなキャラが好きな人におススメ。

たっぷり2枚組で、2時間弱千晃くんが喋り倒しているので、これでもかってくらい千晃くんの声と芝居を堪能できます。「跪いて愛を問う」同様、1トラックにつき1回ラウンドが入り、こちらは1回1回の尺が長めでどちらかというとエロ厨のリスナー向け。また、攻めを含め倫理観がないキャラが出てきて、好みが分かれそうな気がするので、原作をある程度調べてから聞いた方が良いです。

詳しい感想はこちら。

koegatari.hatenadiary.com

コスメティック・プレイラバー(2021)

www.marine-e.net

攻め:伊東健人

「シュガードラッグ」と同日発売で、こちらでは強引でいじわるな後輩に迫られる真面目な先輩役。コスメカウンターの美容部員同士のお話で、いわゆるお仕事BLもの。最初に身体の関係を持ってセフレからスタートするけど、ドロドロはしておらずスパダリと化していく後輩にどんどん絆されていきます。

千晃くんは声のトーンが少し高めで可愛らしさがあり、先輩にはあまり聞こえないけど真面目で頑張り屋なキャラがハマっています。ストーリーメインでサクッと聞けるので、「彼のいる生活」の後に聞くなら今作をおススメします。

原作が2022年3月時点で6巻まで単行本が出ている人気シリーズなので、単行本分音声化されたらいいですね。

フェイクファクトリップス(2022)

www.marine-e.net

攻め:熊谷健太郎

高校時代からのライバルで、社会人になっても競い合ってるケンカップル。千晃くんは努力家で負けず嫌いな美形役。「跪いて~」とキャラは近いけど、こちらの方が気が強く、終盤までずっとツンツンしています。

甘さはあまりないですが、熊ちゃんとの言い合いが面白く、勝負を仕掛けるのに毎回負けてしまう可愛らしさはあります。千晃くんのお芝居と声質がまっすぐなためか、私は聞いていて少々疲れてしまいました。

ラウンドは適度に入っており、特典にくっついた後の糖度高めなシーンもあるので、「彼のいる生活」や「コスメティック~」を聞いた後が良いと思います。

この手を離さないで(2022)

e-fifth.net

攻め:阿座上洋平

千晃くんの演じ分けが良かったから、オメガバースに抵抗がない千晃くんのオタクは必聴!!!自信を持っておススメする。役自体は「跪いて愛を問う」に似ていて、家庭環境とオメガという性に負けずに必死に生きている高校生が、出会った攻めに愛を注がれて絆されていくのだけど、2枚組で丁寧に描いているので心情の変化がとてもよく分かった。

外面が良い優等生から、攻めに対しての嫌悪を剥き出しにした手負いの獣感が、ハスキー強めの声色も相まって大変良い。物語が進むにつれて、声の感じが優しく、可愛らしくなっていくのが好き。トークショーで「人を煽る演技が上手い」と言われると話していた通り、発情してハァハァしながら攻めにケンカを売る台詞が最高だった!

ノローグは半々くらい。個人的に受けのお芝居がこれまでで一番好きで、同じ年に出た「フェイクファクトリップス」とはまったく違う喘ぎ方になっていて、かといって「シュガードラッグ」などとも違い、言い方が合っているか分からないけど、自分好みの方向性に洗練されていた。ここまで全作品買ってきて良かった、報われたとすら思うくらい良かったです。

オメガバースだったり、受けの境遇が辛いし酷い目にも遭うので、手放しでは勧められないけど、千晃くんのいろんなお芝居を聞きたいなら絶対にコレです!!!

ふたりあそび(2023)

crownworks.jp

攻め:増田俊樹

ピュアで守ってあげたくなる優等生眼鏡っ子が、攻めに開発される様が性癖の人は絶対に聞いてください!BLCDだけでなく、アニメ等の一般作も含め、ここまで庇護欲と背徳感を煽る繊細な役はこれが初めてなのでは?もし、すでに演じてる役をご存じの方がいたら教えてください!

「この手を離さないで」のような逆境にいても屈しない、攻めに噛みつく強気な受けが千晃くんが演じる受けのイメージだったので、素人ながら「こんな引き出しがあったのか」と驚きの連続だった。元々の芯の強さとまっすぐさに、清らかさと透明感が合わさった声とお芝居で、今までで一番モノローグの聞き心地が良かった。

最後まで未遂かつ片想いのまま終わる切なくて、ちょっぴり歪な共依存を連想する関係なので好みは分かれると思うけど、ハマる人にはハマると思います。あと、自○と開発が性癖で、エロ厨の人におススメ(ほとんどのトラックにそういったシーンがある)。私はこの千晃くんが刺さりまくって苦しんだので、ぜひ気になった方は同じ苦しみを味わってください(?)

あと、この増田さんが役にドンピシャにハマっていて、なんならこれまで聞いた中で一番好きかもレベルで好きなので、増田さん好きの人にも聞いてほしいです!

攻め

寺野くんと熊崎くん(2022)

crownworks.jp

受け:谷山紀章

初攻めにして十数年のブランクがある谷山さんがお相手ということで、聞く前から面食らった今作。付き合いたての男子高校生同士が、学校内外問わずイチャイチャして、竹内さん演じる同級生の登場で少し2人の中がぎこちなくなるものの、ハッピー卒業エンド!という王道のストーリー。

千晃くんは校内で人気な生徒会長を演じています。声は地声よりも気持ち高めで、爽やか成分多めなのですが、実は少々腹黒かったり、受け相手への愛情ダダ漏れなワンコっぷりなど全部が千晃くんにハマっていたと思います。

リップ音などのSEは、正直発展途上で物足りなさがありましたが、色気を含んだ囁き声や息遣いが、谷山さん相手でも攻め側として認識できる「攻めらしさ」があり、攻めポジションをもっと聞いてみたいと思いました。

原作だと個人的に過多気味だったラウンドはいくらかカットされているので、思ったよりも濃くなく、BLCDに聞き馴染みのない人でも聞きやすくなっているかと。(とは言え、1トラックに1回は入っていますが)

かっこよく落ち着いていて、ちょっといじわるな千晃くんをご所望ならおススメ!8割程度攻め視点なので、2枚組で千晃くんが喋り倒します。私はBL作品で一番好きな役となりました。

僕の番はサラブレットΩ(2022)

www.movic.jp

受け:寺島惇太

二世俳優同士という共通点がある2人のオメガバースもので、千晃くんは七光りと言われるのが嫌で努力を怠らない生真面目なα。声は少し低めで「寺野くん~」よりも攻めらしさがあるかもしれない。

ストーリーはハプニングで身体の関係を持っちゃって、身体を重ねていたら両想いになっていてくっついた、という話でラウンドメイン。息の入れ方とSEは上手くなっていて、良い音が増えたなと感じることが多かったです(マニアック)。

ずんたさんの受けが好きならぜひおススメだけど、そうでないなら別の作品を買った方が良いかなと個人的には思います。

pop one's cherry(2023)

www.movic.jp

受け:鈴木崚汰

ドS×関西弁風キャラという属性モリモリなキャラクターに加え、同時にメインデビューした崚汰くんとの再戦という個人的激アツCD。

関西弁というより京都弁に近い話し方(関西出身のフォロワー談)で、玩具や薬で受けをいじめてはいるものの、全体的にはんなりして原作よりもだいぶマイルドになっていると思います。

周囲から好評らしい煽り芝居が堪能できるのは今のところ今作だけ!神経を逆なでする嘲笑がとても輝いています。実は受けのことが好きだけど、それを見せずに飄々としている千晃くんが個人的には新鮮で、意外にもしっくりきたので良い収穫でした!

詳しい感想はこちら。

koegatari.hatenadiary.com

 

脇役

脇役については網羅できていないので、自分が聞いた中で特におススメの作品をチョイスしました。

ロストバージン(2019)

メイン:小野友樹×山下誠一郎

出演時間は短いですが、キャラ強めの可愛いキャラで存在感があるのと、要所要所で出てくるため印象に残っています。BL作品で演じたキャラの中ではテンション高いキャラ2大巨頭の1人だと思います。他の脇役にさとたくさんや熊ちゃん、石谷くんがいてキャストが豪華のため、千晃くん以外にも好きなキャストがいたら買い。

個人的に蜜也くんのキャラデザが好きなので、スピンオフでメインが回ってくるのを心待ちにしています。

ご利用は計画的に(2020)

メイン:熊谷健太郎×興津和幸

可愛い見た目で「〜ッス」が口癖の興津さんの舎弟役。登場時間が長いので、千晃くん目当てに買ってOK。興津さんにお笑いコンビのツッコミかってくらいやいやい言うのが漫才みたいで面白いです。

そんなに言うなら抱いてやる(2021)

メイン:佐藤拓也×寺島拓篤

テンション高い二大巨頭のキャラのもう1人がこちら。さとたくキャラが常連のバーにいる見た目がショタな双子の店員で、千晃くんの貴重な(?)ショタボイスを堪能できます。双子の片割れが同じ事務所の市川蒼くんで、某番組での2人のテンションの低さを知っているとより面白いかもしれません。

 

*1:メーカー特典のCDで少しだけラウンドがあります