コエガタリ

声優ファン歴10年のアラサーが声優さんについて書き殴るブログ

阿座上洋平さんBLCD出演作感想まとめ

阿座上さんの既聴CDストックが溜まってきたので、過去にアップした小林千晃くんのまとめ記事同様、まとめてみることにしました。
全作は集められておらず、聞いたものだけの感想になります。
作品視聴ごとに随時更新していきます。(発売順ではないのでご了承ください)

千晃くんのまとめはこちら。

koegatari.hatenadiary.com

 

 

攻め

嫌いじゃないけど人間てコワイ!!(2019)

crownworks.jp

受け:河西健吾

初攻め作品。オムニバス形式の作品ですが、2枚目はキャストトークを除くと阿座上さんと河西さんのカップリングの話だけなので、阿座上さんメインで買っても満足できると思います。

阿座上さんはジャケットの茶髪のキャラで、貞操観念ゆるふわで校内で人気の美形の役。この記事を書いた時点ではレアな役柄で、初攻めとは思えない色気ダダ漏れボイスに衝撃を受けたのをよく覚えています。

河西さんの役が淫魔というもあり、話はエロがメイン。可愛くて良い子で、エッチなことが好きだけど見た目のせいでみんなから避けられているかわいそうな受けちゃんを優しく包み込むスパダリみもあります。

初攻めでめちゃくちゃ緊張したと初々しく語るキャストトークも微笑ましい。

オールドファッションカップケーキ(2020)

e-fifth.net

受け:興津和幸

私の阿座上さんはここから*1。原点にして頂点。
阿座上さん演じる外川くんが、これまで見てきた商業BLのキャラでTOP5に入るくらい大好き。ぶっちゃけ付き合いたい。

ああ~~~かっこいい。

外川くんは、10個上の上司にずっと片想いしつつも、気持ちを隠して接する不愛想な部下です。部下として接する時は声は低めでぶっきらぼうなんですが、両想いになってから受けへの好意ダダ洩れでワンコっぽくなるのがツボ。年下攻めは正義。あと、眼球舐めをかますちょっと変態なところも良い。

好きなポイントをあげるとキリがないのですが、CDラストにある「結婚してください」があまりにもかっこいいので必聴。泥酔して弱音を吐くのは可愛いし、衝動的に想いを告げて後悔し、泣くシーンも印象強いです。

2枚組で両想いになるまでが丁寧に描かれている上に、9割くらいメイン2人の会話なので、めちゃくちゃ声とお芝居を浴びれます。また、本編には絡みがなく特典に少し入っているだけなので、初心者やストーリー重視の方に激しくおススメ!実写ドラマからCDに入っても安心です。

詳しい感想はこちら。

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恋愛なんてゆるしません!(2021)

www.shinshokan.co.jp

受け:中島ヨシキ

寡黙でずっとノンケの受けに片想いしてるゲイの役。BLで演じた役の中では低い声です。阿座上さんの声がひたすらにかっこいい。

王道ストーリーで絡みも適度にあるのでBLCD初心者向け。私はあまりストーリーが刺さらなくて可もなく不可もなくでした…。落ち着いた大人な阿座上さんが聞きたい人には全力でおススメ!

ディレイル(2021)

www.fwinc.co.jp

受け:八代拓

無口で感情の起伏が乏しいけど、内に受けに対しての執着心を抱え、策を講じて受けを落とそうとする役。精神的に大人な役が多い中で、この作品では拗らせためんどくさい陰キャ芝居が聞けます。ボソボソ喋ってるのにかっこいいのがズルい。

こちらも原作が自分に刺さらなかったので言及することが少なく申し訳ないのですが、お互いにモノローグがあるので台詞は多く聞けます。ただ、その分掛け合いが少なめなのでそこもマイナス。ただ、幼馴染の同居ものというシチュエーションという美味しい設定なので、そういった作品が好きな方におススメ。

詳しい感想はこちら。

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夜はともだち(2022)

www.comicbox.co.jp

受け:増田俊樹

ひょんなことから、ゲイでドMな受けのプレイメイトとなりサド役を演じることとなる役。過去作ではあまり耳にしたことがない声色で、攻めとしては珍しいモノローグ担当。

普段の人当たりの良い好青年の面、プレイ時のサディスティックな面、モノローグでの弱くて受けへの愛情が深い面と、大きく括ると以上3つのお芝居を聞くことができます。モノローグ担当のため、感情の揺らぎの表現が聞けるのと、何と言っても穏やかで繊細なモノローグがとっても良いので聞いてほしい。

プレイがCDの半分もしくはそれ以上を占めているので、痛いのが苦手な人に手放しでは勧められないけど、音声だけだと描写がマイルドになっていると原作既読勢は思う。阿座上さんの声に「犬が」「淫乱だ」などと罵られたいどえ……猛者には大変おススメ。

個人的には、終盤のトラックにあるプレイではなく優しく受けを抱くときのお芝居が、お相手の増田さんのお芝居も相まって生々しさを感じ、ドキドキしました。お気に入りです。

詳しい感想はこちら。

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男子高校生、はじめての 第14弾 先輩を好きでいていいですか?(2022)

ginger-records.jp

受け:鈴木崚汰

ほろあまクールな兄貴分攻めという言葉通り、普段はクールだけど受けに対してはたまに優しくてたまにいじわるになる先輩役。

低音×ダウナーな話し方とインタビューで崚汰くんも絶賛した囁きにドキドキするし、今作までに培った攻めスキルを存分に披露している印象です。肉食系かつSっ気がこれまでの攻めよりも強めかも。

男はじシリーズは絡みがメインなのもあり、展開が急だしストーリーもほぼないに等しいです。(特典のCDや公式HPにある前日譚などで少し補完できる)ただ、崚汰くんとの相性の良さも相まって、絡みの満足度は阿座上さん出演作の中では一番高いです。絡みのお芝居を聞いてみたい人にはお手頃でサクッと聞けるので超絶おススメ。買うなら特典CDがつくアニメイト限定版を絶対に買ってください!

詳しい感想はこちら。

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この手を離さないで(2022)

e-fifth.net

受け:小林千晃

阿座上さんは学生を何人も演じてきていますが、その中でも、一番普通で、まっすぐな愛情をぶつけてくる攻めだった。BLコンテンツにおける阿座上さんって声低めの印象が強いんだけど、今作は珍しく地声に近いトーン。

間違ってくよくよ悩んで、拒否されてもグイグイと受けに踏み込んでいく強引さが高校生らしくて、阿座上さんの攻めなのに可愛いという感情が生まれた。ただ、声が良いし愛を込めて相手に語り掛けるのが死ぬほど上手い(と個人的に思っている)ので、中盤からずっと「好き」「可愛い」と伝えてくるために、少々胸焼けした(笑)

ノローグは半々くらい。受けをあったかく包み込む優しい攻めのお芝居と、千晃くんの綺麗で芯があるけど、たまに弱さも垣間見える声とお芝居とのバランスが良くて、千晃くんのオタクでもある私は、この組み合わせにしてくれたことに大感謝しました。

2枚組たっぷりで原作を丸々丁寧に描いているので、オメガバースが苦手じゃなければぜひ聞いてほしい良作です!

千晃くんの感想はこちら。

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レンタル彼氏のお尻をご指名(2023)

crownworks.jp

受け:千葉翔也

受けを騙した上に脅してお尻の開発をするアダルトグッズ会社社員の役。これまで聞いた作品の中で一番性格が悪くて不器用な男。

最初の猫被り時はわざとらしいくらい紳士な声だけど、素はドSで口調も荒い。受けに対して好意を見せない癖に独占欲が強かったり、好きな癖に自ら関係を断とうとしたりと、もっとうまく立ち振る舞えばいいのに……とヤキモキします。

おそらく好き嫌いは分かれるキャラで、どちらかと言えば私はあまり好みではないですが、阿座上さんの新しい引き出しを聞けるとは思います。未聴ですが、「路地裏プッシーキャット」も近いキャラかも。

ボーナストラックの泥酔演技がふわふわで可愛いので、気になる方はぜひ。

詳しい感想はこちら。

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好きって言ったのお前だろうが!(2023)

ginger-records.jp

受け:千葉翔也

バリバリ理系の大学院生で、特殊な情緒で受けを振り回す攻め。これまで聞いた中で一番変人で、塩対応。重い愛を持つ役ばかり聞いてきたからか、淡泊なお芝居がとても新鮮だった。

受けと関わる中で、だんだんと愛を知って人間臭い感情や行動を見せるようになり、最終的には独占欲丸出し&マニアックな性癖で受けを翻弄。その変化のグラデーションを堪能するのが楽しかった。

本編は絡みがなく、ストーリーで聞かせる作品なので初心者向け。特典に絡みトラックがあるので、色気も楽しみたい場合は特典CD付をどうぞ。

詳しい感想はこちら。

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純情でなにが悪い(2023)

www.fwinc.co.jp

受け:堀江瞬

ここまで聞いてきた中で一番ヤリ手な役が今作。なんせ、阿座上さん演じる諒太くんはタチ専デリヘルで働く大学生。最初は仕事ではじめ(受)を刺激的に抱くのに、最終的にはべた惚れで余裕がなくなり、初々しさ満載のやり取りが交わされて終わるというのが新鮮だった!

デリヘルのボーイなので、初っ端のトラック1からエッチなアクセル全開。しかもオラオラ系統の低音なのでかっこよさが3倍増し!(当社比)ちなみに私はトラック2の「はじめ」「だめ? “ヤダ”? どっち? おしえて」の台詞で瀕死になり、しばらくその先が聞けなかった。続きを聞いたらトラック3がお風呂エッチでまた一撃必殺を食らって戦闘不能になりました。みんなも一緒に悶え苦しもう!

お相手のホリエルが、BLCDで聞いたことがない賑やかな役で新鮮だった。はじまりは過激で、ほぼ毎トラックに絡みがあるのでエロ厨向けだけど、両想いになるまでの過程もしっかり描かれてます。ライトな作風なので、良いリピCDになると思う!

なんかもうあーあって感じ。(2023)

e-fifth.net

受け:山下誠一郎

発売当時は見送ったものの、周囲のBLCDリスナーからの評判が良く、年を越してから購入して視聴。うん、これはみんな好きだわと納得しました。阿座上さん演じる多田くんはけだるげな高校生で声も比較的高めと、個人的にパンチは弱いと思っていたがとんでもない。彼氏感が半端ない。あと、常に守谷(受け)を可愛がって甘やかすのでトラック2くらいに一度限界を迎えた。遅効性の毒みたいにじわじわ蝕まれる感じ。

お相手の誠一郎くんのお芝居が等身大の高校生で、実際に存在すると思えてしまうようなリアルさ、生々しさがあったんだけど、多田くんもその空気感だったので、かなり生っぽいお芝居ですごく聞き心地が良かった。(キャストコメントでプランを変更して誠一郎くんの方に寄せたと話していた)

終始高校生らしく爽やかで甘酸っぱさもあるけど、恋人ごっこをしているので、ほとんどのトラックでエッチなこともしている、ある意味バランスのとれた作品だと思います。個人的に、トラック4の学校の屋上でキスするシーンがお気に入り。高校生特有のシチュエーションなのと、守谷にベロを吸われて煽られて激しめのキスをしかけるのが大変美味しい。「守谷 くちあけて」の声も大好き!

完全に余談なんだけど、学園祭で女装した多田くんの「ねーこっちもオススメ 注文しなよ」の声がぶっ刺さってしまい、阿座上さんに女装男子(攻)のオファーが来ることを密かに願っている。

受け

ヒーリングパラドックス(2022)

marine.shop-pro.jp

攻め:興津和幸

社畜で心身ともにボロボロな営業マンであり、興津さん演じる執着が凄まじい幼馴染に陥落させられる役。

攻めではあまり耳にすることがなかった、情けない声で文句をぶーたれる阿座上さんがとても新鮮。CDの半分くらいエロで初受けなので鬼畜!と思いましたが、快感によって泣きそうな声になって嗜虐心を煽る男らしい受けがとても良かったです。攻めとのギャップが凄まじい。

ストーリー性はあまりなく、阿座上さんの初受けと興津さんのサイコパス攻めを堪能するCDなので、どちらかと言えばエロ厨におススメ。

詳しい感想はこちら。

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甘えたい獣(2022)

charmegatto.com

攻め:増田俊樹

強面でケンカが強く、知らず知らずのうちに舎弟ができるような高校生だけど、実は年の離れた下の兄弟がいる世話焼きな男の子。「レンタルお兄さん」という名の便利屋さんをしている攻めに「頭を撫でてもらいたいんです」とお願いするところから物語が始まります。

この阿座上さんはBLで演じた中でも声が低い方で、最初はぶっきらぼうな声色なんだけど、攻めに甘えてからどんどん硬かった声が柔らかく、可愛らしさをまとっていくのがたまらない。原作の絵の通り、全然高校生に聞こえない低さだけど、保護したくなるくたいには可愛らしい。

3枚組のたっぷりボリュームで適度にストーリーがありますが、絡みシーンの印象が強いです。最初の絡みはちょっと息が合っていないような……と感じたものの、最後の絡みと、3パターンのシチュエーションで絡む3枚目では良くなってました。

私は3枚目の衝撃が大きすぎて、本編の内容が吹っ飛びました(最悪)個人的に、原作上巻の巻末にあるミニ漫画であるトラック2の猫になって発情した受けが襲ってくる夢オチ回の、最後の最後に入る「にゃあ~♥」がバチクソにエロくて大好きです!!!これ、漫画自体にはなく、音声化するにあたり足した台詞だと思うんですが、足してくれた人に心から感謝してます()

前回の受け作品同様、エロ厨におススメですが、キャラクターを完璧に再現しているので、原作ファンの方や強面な受けが好きな方にも聞いてほしいです。

*1:名前は知っていましたが、ちゃんとお芝居を聞いたのが今作が初めて