コエガタリ

声優ファン歴10年のアラサーが声優さんについて書き殴るブログ

【BLCD】恋するミルククラウン/pop one's cherry 感想

CDの感想を書かないと二次創作に移行できないよ!!!ということで、先月と同様、CDの感想のプチまとめ記事になります。分量差は多めに見てもらえると嬉しいです。

 

恋するミルククラウン

e-fifth.net

発売日:2023/3/15
出演: 前野智昭(帆高柊介)×佐藤元 (向坂玲音)、 天﨑滉平 (高澄一志)

佐藤元くん初受けということで視聴。正直、原作を読むに至らないくらい低いモチベーションで聞いたんだけど、元くん演じる玲音くんが本当に可愛くて結果的に満足して終わった!

話は身体から始まり、受けの方にトラウマ(毒親関連)があって、素直に愛情を受け入れられず、なんやかんやでくっつくという、過去に何回も読んだことがありそうなストーリー。メイン2人のキャラや関係性もこれといって刺さる部分がなく、割と淡々と進んでいくので盛り上がりに欠けるな~と思いながら聞いていたんだけど、とにかく元くん演じる玲音くんが可愛いの!(大事なことなので2回言いました)

ボイスコミック「高良くんと天城くん」を思い出す自然体なお芝居で、普段のサッパリとした喋り方が個人的に好き。元くん自体の声からは可愛さや甘さってそこまで感じないのに、小悪魔モードに入る時は息多めで甘く聞こえるのがすごいなと思った。前回の出演作である男はじでも思ったけど、短い言葉でも印象に強く残る台詞回しをするなぁと思う。「変態」とか「やだ」とか、本当に可愛いんですよ聞いてください。

特に好きな台詞が、くっついた後の特典CDに2つあって、まず1つ目がドラマで泥酔して柊介の家にお持ち帰りされて、そのままことに及ぶシーンの「(お酒)弱いって分かってるのに飲ませてなに~?……えっち」。最後の「えっち」の小悪魔感が素晴らしい。くっつくまで、素直になれなくてこういうことを口にしないのを知ってるから尚更おいしい!お酒弱くて、酔うと素直でえっちな子になっちゃう玲音くん、最高。

2つ目が、1つ目の続きで最中の「これすき…みっちり入って…きもちよくて…くるしくて…すき」!!!!!この台詞だけでこのCDを聞いて良かったと思いました!!!!!気持ちよさと苦しさととろとろ具合がこの台詞に詰まってて、初受けなわけあるかい!!!と1人で頭を抱えました。

「可愛い」という表現しかできないのが歯がゆいんですが、愛に飢えている気まぐれネコちゃんが絆されていく過程が好きな方はぜひ。

お相手のまえぬがそれはもう優しく、たまに言葉攻めをしながら包み込んでくれます。個人的に久しぶりのまえぬは甘々で、「おいで」「いいこ」ってちょっとクサい台詞がしっくり来てしまうド攻めボイスが身に沁みた……足りてなかった。言葉責めってあまり得意ではないんだけど、まえぬが言うと受け入れてしまうんですよね、声のパワーで。今後も若手を抱いていってくれ!!!

pop one's cherry

www.movinonweb.com

発売日:2023/3/31
出演:  小林千晃(日下部廉次)×鈴木崚汰 (咲真慶宗)、小林裕介 (東雲出雲)

好きキャスト同士の対決ということで聞く以外の選択肢はなかった。ただ、作品自体にはそこまで思い入れがなかったので、2人の芝居を楽しめれば良いかって軽い気持ちで聞いたら、1トラック目で満足して再生を止めてしまった。正直、原作読んだ時はエロ多めのオメガが屈強なオメガバースものという感想で終わってしまったけど、それだけではなく2人がくっつくまでにドラマがある古き良きBLだったと気が付いた。(でも、改めて漫画を読み直したらやっぱりエロばっかだった)

オメガバースって大抵、虐げられてかわいそうな目に遭っているオメガが運命の番に出会って救われていく話が多いけど、咲真はヒート状態であっても、襲われても襲い返すくらいの屈強なゴリラ(漫画に出てくるワード)なので、悲壮感はほぼなかった。むしろ、そんな咲真がオメガの本能が発動して廉次にグズグズにされてるのが良い。崚汰くんもフリトで言っていたけど、案外チョロいのもたまらない。

廉次は本当はずっと咲真のことが好きだったけど、咲真には手を出さずにセフレと過激プレイをして、とあるきっかけで関係を持ってから薬に玩具にと変態っぷりを見せつけてくるけど、ちゃんと咲真のことが好きなのがいい。

さて、キャラとストーリーについてはこの辺にして、キャスト2人のここが良かったポイントについて語らせてほしい。

まず、崚汰くんは攻め、下手するとアニメでもやったことがないのではというくらい、声低めのオラオラ系ボイス。到底受けには聞こえない。個人的に、ドラセクで辰見を演じるまこさんとおらつき具合が似てると思った。でも、咲真は決してチャラくはなく、強くあろうとする武骨な男なのが分かる声だったと思う。

ほぼ、何かに対して怒っているか、廉次にぐちゃぐちゃにされてるかでずっとフルスロットルなお芝居を浴びていたんだけど、まったく疲れなかったのが不思議。声質が落ち着いているから、まろやかに聞こえたのかもしれない。

個人的に好きだったのは絡みのお芝居よりも泣きのお芝居だった。行為の最中にしくしく泣きだすとこと、最後に泣きながら自分の気持ちを吐露するシーンがとても好き。なんだろう、本当に泣いているなと思えるというか、全力で泣いているように聞こえる。男はじ14でもトラック3で空良くんが泣いてるのにつられて涙目になったのを思い出した。

崚汰くんの受けのお芝居がおそらく癖に刺さるので、全体的に良かったんだけど、欲を言うともっと乱れてもらって、普段とのギャップをもっと感じたかった!とはいえ、受け3作目にしては十分過ぎるくらいなかされまくっていて大変満足でした。特に好きだったのが、疑似ヒート薬を盛られて、脳内で理性と欲望の狭間で葛藤するシーンが好き。崚汰くん、阿座上さん同様、受けになると弱らせがいがあってとても良いです。

次に、千晃くん。千晃くんに対しては、好きで追いかけているからこそ、このCDを聞くのが怖かった部分がありまして。というのも、廉次がドS×関西弁という属性モリモリな役で、特に関西弁が違和感なく聞けるかが心配でした。違和感があると、それが気になって内容が入ってこない経験を過去にいくらかしたので……。でも、杞憂でした。全然違和感なかった!関西圏に住む人が聞いたらサブイボが立つかもしれないけど、私は普通に聞けた。というか、千晃くんの声、関西弁との親和性高くない?って思うの私だけかしら。千晃くんの声全肯定botだからその可能性は高い。私、千晃くんのこと、勝手に役幅は広くない人だと思っていたので、認識を改めました。

そして、攻め4作目にして着実にスキルが上がっていて、彼の伸びしろに勝手に感動していました。SEはまだ改善の余地あるけど、良くなっている。音の量が多くなってる(ドマイナー視点)ただ、ん?って思う音がちょっと入ってるので、それがなくなればいいな。あとね~やっぱり千晃くん、声低めの囁きボイスがとても攻めで良い。寝ても覚めても千晃くんの声が好きなので、受けで聞く高く綺麗な声も、攻めで聞くハスキー感強めな声もすべて最高!って思えてしまう。

今作で一番のお気に入りは、千晃くんの嘲笑です。文字にすると「アハハァ↑」なんだけど、シーンによってはアに濁点がついた下品な笑い方がとってもサディスティックでニッコリした。トラック1の9:30~9:34あたりの食い気味の「アッハハハハ」と咲真に名前を呼ばれた後の「ア"ッハハァッ↑」が大好きなのでぜひ聞いてください。禁書目録アクセラレータの笑い声が好きな人には刺さると思う。(当時、一方通行の笑い声ばっかり聞いていた人)

千晃くんが演じたからか、原作のイメージよりも爽やかで変態度は和らいでいたような気がするので、物足りない人もいるかもしれないと思った。聞きやすくなったとも言える。CDでの廉次は飄々とした変態って感じだったけど、それも間違ってはいないか。この役を遊佐さんや興津さんが演じたら、粘度高めの怖さ抜群な廉次が出来上がった気がする。それはそれで聞いてみたいかも。

フリートークでは、いつの間にかお互い名前呼びになっていて戸惑う私を置いて仲良しトークを繰り広げていた。マジでいつから名前呼びになったの?2人の同時BLメインデビュー作である「彼のいる生活」に触れてくれないかな、まぁ他会社だし、2人ともそこまで思い入れないのかもな、と思って最後の挨拶を聞いていたら、崚汰くんがきっちり触れてくれて心の底から感謝してしまった。これが聞けただけで元が取れた(?)頼むから、事務所が変わってもBLには数年は出続けてください。

 

以上、感想でした!
男はじ16も本編のみ視聴済なので、5thシーズン振り返り・感想も語る予定です!!ここ2日、男はじ6弾を勧めたフォロワーさんが次々と央田先生に撃沈していく様子を愉悦を感じながら眺めていて、男はじ熱も上がってまいりましたのでね。

5thのアフターとオルコンはいつ出ますか!!!