タカラルートを一部残してエンドを回収したぞ！！！
片方のBAD ENDがとにかくヤバイと、プレイしたゲームの中で最もトラウマになったという話を有識者からちらほら聞いているので、ひとまずそれ以外の感想だけまとめています。BADについては攻略次第追記するつもりですが、永遠に更新されない可能性もありますのでご了承ください(笑)
無事に全エンド回収したので、追記しました！
体験版までの感想は別記事に書いているので、それ以降について書いていきます。
※今回、18禁の作品について触れているため、念のため数行下げることにします。書いている内容は普段とあまり変わらないのですが、18歳未満の方は閲覧をご遠慮くださいませ。
ネタバレ注意！！！
キャラについて
タカラ（CV.湯町駆）
20歳、明るく元気な最年少。なのに今回の黒幕。
実は、ネタバレをほんのり知りつつの攻略だったので、ようやくきたか！と意気込みながら臨んだ。共通・他ルートでのタカラは基本的に最年少らしく可愛くて、「ちゃん」付けしちゃうくらいには可愛い可愛いと言いながら進めていた。アヅマと話しているとまるで兄弟のようで、シマダさんと3人でトランプするくだりでは、平和とすら感じた。
このルートではアヅマが単独行動に出て、これまでのルートで見た座敷牢や海に繋がる洞窟の他に、初出の墓地らしき場所や消えた遺体(焼死体)が出てくるなど、真相ルートらしい展開。タカラがついてくるから、いつ襲われるのか気が気じゃなかった。多分、何も知らないでプレイしている人より3倍くらい気疲れしたと思う……。
豹変シーンはあまりにも唐突で、ちょっとついていけなかった。とりあえず怖かったけど、体験版の絡みシーンチラ見せで見て以来ずっと見たかったキスシーンがきてガッツポーズ！勝手に「食べキス」って呼んでるんだけど、その名の通り、アヅマを食べるみたいなディープキスで好き。中の人のSE職人ぷりと、恍惚した甘い声がツボ！
このゲームのカットイン、基本的にあんまり必要なくない……？って思うことが多かったんだけど、タカラちゃんのカットイン絵は好きでした。
BAD END
肉食獣の咆哮
襲われたタカラちゃんにそのままいただかれちゃうエンド。抱かれるという意味でなく、言葉の通り生きたまま食べられます。肉食の獣が餌を食べるかのように貪る様は、まさに肉食獣だった……。恐怖を感じつつも、美味しい肉ほど生で食べたいもんな、となぜか共感もしたエンドでした。
俺だけの楽園
タカラちゃんの行動にドン引きするとこちらに分岐。
気絶させられて、目覚めると真っ白な部屋に拘束の上監禁されていて、嫌～～～な予感しかしなかったけど、そこからがまぁしんどい。タカラちゃんによって、虐待時代を再現されることでアヅマはどんな虐待を受けていたか詳しく描かれるんだけど、あまりにも胸糞だった。同時に、きっと現実にもあるんだろうなと思わせる生々しさも感じた。子ども時代に口にしてきた野菜くずの描写といい、リアリティがあるからこそメンタルにくるので、ライターさんの文章に感心せざるを得ない。
アヅマがどんなに辛い子ども時代を過ごしてきたのか見せつけられ、しかもそれをどうにか飲み込めてきたであろう今になって追体験させられるのって、どれだけしんどいのか、私には想像ができない。
でも、最終的にはタカラを返り討ちにして一応は脱出するから、死にたいと言いつつも生命力がすごく強いんだよな。ミツギのBADでも思ったけれど。というかなんでタカラちゃんはあんな簡単にやられたんだ、もう抵抗しないと思って油断していたのか。この時デ王の李京だったら、確実に察知して手を止めていただろうから、李京の方が怖い男だなと思った。
タカラちゃんがやってることは、本人が口にしていたように、「アヅマは自分のものだから、自分のことだけ考えなきゃ嫌だ」「アヅマが家族のことを考えないように、自分のすることで上書きする」という動機があったから、完全には理解はできないけど、なんとなくは分かったから、彼に対してあまり恐怖はないんだよね。（まったく理解が及ばない男とこの前に出会ったから感覚がマヒしているのだと思う）
アヅマに対しての歪みまくった愛情という名の支配欲があるからこその行動なんだなぁと。GOODでは、これまで蹂躙されるだけだったアヅマが変わったことで自分も考えを改めたように見えたから、こっちでは昔と変わらずずっと言いなりになっている弱いアヅマを見て、「やっぱりアヅマのことは自分の好きにしていいんだ」と思ったのかな。
島のみんなは死に、弟に続きタカラちゃんを自らの手にかけたアヅマが今後どう生きていくのか、気になって仕方ない終わり方だった。正直、これまで見てきた悪夢に加え、島のみんなやタカラちゃんも夢に出てくるようになって、精神を病んで……となりそうと勝手に思っている。というか、これを経てアヅマが平然に生きていったとしたら、タカラの次にアヅマが一番狂った恐ろしい男だと思う。
タカラちゃんへの返り討ちの手段は、人によってはトラウマになる案件だったのであえてふんわりとしか書いてないです。私は事前知識があったから心構えができていたけど、何も知らずに見たらトラウマになるスチルが最後に出てきて、そんなスチルを用意するんじゃない！！！とキレました。もし、これからプレイする方がいたらご注意ください。
GOOD END
こちらでは食べられずに済むものの、急に生死をかけたゲームが始まって、ゲームの主催者みたいなことを言い出すタカラちゃんに笑った。アヅマが頭をフル回転させながら、誰にも言わずに1人で奮闘する様はちょっと感動したし、頑張れ！って応援した。
ゲームに勝っても本当に助けてくれるのか？と内心不安に思っていたけど、「約束は守る」という言葉通りすぐに救助が到着して安心した。これまでは、攻略対象とアヅマだけが助かるエンドだけだったから、みんな助かったというのが純粋に嬉しかった。
しかし帰還してハイ、終わり！となるわけはなく、命を狙われているということで、アヅマ宅にてミツギ、マツダと作戦会議するんだけど、会議後の飲み会風景もちゃんと見せて欲しかった！！！LINEみたいなチャットでやり取りしてる場面があって、マツダが即レスかつ長文で送ってくるの、解釈一致で笑った。LINE無精の私、なるべくLINEしたくない相手。
音沙汰ないなと思ったら急にお宅訪問してくるタカラちゃんは怖かった……そのまま無理やりおっぱじめてくるし。アヅマ宅、絶対壁薄いだろうから2人の声筒抜けだよな……大丈夫かな……と余計な心配をしていた。ミツギの後に見たからか、アヅマが全然気持ち良くなさそうで終始痛がっててかわいそうだったな……。その時のスチルがアップめだったから、もう少し引きの絵で全身見たかったぞ。
タカラちゃんに指定された2日後に、タカラちゃん父が経営するビルに単身で乗り込み、全容のネタバラシ。詳細は書かないけど、タカラちゃん一族が人肉食いになった経緯は意外だった。私はてっきり、「人間」ではないと思っていたので、一応は人間だったことに驚いた。個人的には、自分たちを襲った人たちの子孫を殺すって、とんだとばっちりだし、矛先を向けるなら日本政府では？って思った。まぁでも、相当デカい会社だったし、国の中心の何かを牛耳っていたりするのかもしれないが。
特別な存在であるアヅマへの愛情表現といい、間違いなく、価値観が違うんだろうと思う。でも、分からなくはない。好きな子は泣かせたいの超上位互換ってことなのかなって勝手に思ってるけど、どうだろう？
タカラちゃんって、長男に代わって後継者に指名されたと結のサイトに記載があったけど、確かにここまで追ってきて、有能で賢いのが分かった。でも、頭が良いからこそ、本人も言ってたように、復讐の対象とか、親から教えられたことに対して疑問を持ったのかな、と思った。
もしくは、アヅマを子どもの頃から監視対象としてずっと見てきたことで、彼の気持ちに変化が現れたのかな。というか、まさかの昔からずっと知ってたという事実に驚いたよ！アヅマを虐待していた両親を先に殺したのは、結果的にアヅマを救済することになったけど、どういう思いがあったのだろう。結で明かされるのかな？「振り回されるの、やめたんだね」という台詞があったけど、その重みが良かったね。ずっと見てきて、タカラちゃんもアヅマに対してヤキモキするところがあったのかなって。
島で本性がバレてから会社での対決までは、タカラちゃんって人を小馬鹿にしたような、強者として振る舞っていたけど、みんなで逃亡しようって話になった途端に、前のタカラちゃんに戻ったように見えた。明るくて無邪気な最年少に。人を見下すような態度をとるタカラちゃんが本来の姿だと思ってたけど、それは逆で、最初のタカラちゃんがそうなのかな、そうだったらいいなぁと思った。
あわよくば！4人のぶらり旅が見たい！！
さいごに
声優について
ここまでヤバい湯町駆はこのゲームでしか浴びれないんじゃないかと思う。発作が起きた時の勢いもすごかったけど、私はアヅマを食べて美味しいってうっとりとした恍惚ボイスがツボだった。
存じ上げていたけど、とにかく声が可愛い。でも、声の高さはそこまで高いわけではないから、あざとさがなく元気で明るい男の子なのが良し。湯町駆のSEも熊肉さん並みにレベルが高いと思ってるから、キスやじゅるじゅるしてる音が上手かったな！
さいごに一言
GOODのタカラちゃんが大好きなので、結をプレイするのが楽しみです！！！
他ルートの感想はこちらから。
