コエガタリ

声優ファン歴10年のアラサーが声優さんについて書き殴るブログ

5年ぶりにとある声優さんへの熱をぶり返した話

お久しぶりです。
今月、無計画にホイホイ予定を入れたら休日がほぼ潰れ、かつ新規のBLCDを買っていないため感想も書けず、まったく更新できず申し訳ない。明日は千晃くん出演の朗読劇に参加予定なので、面白かったら感想あげると思います。

話は変わって、私は以前「刀剣乱舞」というコンテンツにハマっており、初のアニメ化となった「刀剣乱舞-花丸-」が大好きでした。それが映画化という形で数年ぶりに新作が出るということで、ちょうど家にいたのもあり、公開記念番組を見てみたのです。

 


www.youtube.com

 

花丸と共に、高梨謙吾さん熱が見事に再燃して帰ってきました。

 

花丸に関して言うと、何より絵が可愛い。みんな可愛い!私の初期刀でもある清光は何回見ても可愛いですね。もちろん安定も可愛いよ。ゲームでお迎えはしていないものの、情報だけは知っている長義と土佐組の2振りもアニメで見られるのが楽しみです。

基本的に優しい世界な本丸での長義がどんなキャラなのか気になる。高慢で自信家な綺麗な美しい容姿の男士なのに、まんばとの回想で見せた一面でだいぶ好感度が上がったキャラです。

土佐組に関しては動く肥前くんを見られるのが嬉しい。くりちゃんやたぬきみたいな思春期男子高校生みたいなキャラが好きで、確実に同じ系統な肥前くん好きに決まってるのよ。しかも岡田以蔵の刀な時点で個人的にはポイント爆上がりです。(岡田以蔵好きなのはFGOの影響)

キャラが増えすぎてしまって把握できていないキャラがたくさんいるので、映画3編でなるべく多くのキャラが出てくるといいな。私の推し刀である和泉守兼定もちょっとで良いので映画に出ますように!活劇で主役だったから、メインは他の刀に譲ってあげてほしい。

高梨さんに関しては、5年前に好きだった時期がありました。気になったきっかけが自力では思い出せなくて、Twitterで検索かけて遡った結果、おそらくスタミュ

hstar-mu.com

アニメ自体は途中で見るのやめてしまって、あまり思い入れがないんですが、キャラソンは好きで2期までは一通り聞いており、高梨さんと信長くんのデュエットがとにかく好きだった。

Nervous-aid

Nervous-aid

  • 揚羽 陸(CV.島﨑信長)×蜂矢 聡(CV.高梨謙吾)
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

高梨さん、めちゃくちゃ歌が上手いんですよ!!!

 

信長くん演じる揚羽の綺麗でまっすぐな歌声に対して低くて安定感のある歌声で、揚羽を支えてるような、2人の関係性を現している歌声のマッチ具合が良い。あと、メロディが単純に好み。

花丸映画の3週目に山姥切2振のデュエットキャラソンも楽しみ!!!スケジュールどうにかして観に行くつもりです。

スタミュの蜂矢くんは揚羽に付き従っている男の子というイメージで、柔らかい声でいいなと思うくらいだったのですが、調べているうちにボブゲの主役をやっていると耳にしました。

dramaticcreate.com

 

天現寺橋怜の声が良すぎる!!!!!

 

1キャラを除き、攻略対象よりも声が低いんですよ。かつ、一人称が「僕」でちょっと気だるい感じが好きで、ゲームを買おうか悩んだけど結局買ってない(笑)近々、PC版をポチろうか考え中です。PC版については、いろんな大人の事情があるので触れませんが、もしゲームプレイしてルート攻略したら感想書きたいですね。

そんなこんなで、高梨さんの熱は一過性のもので終わってしまったのですが、翌年に刀剣乱舞のゲームで山姥切長義が実装され、ボイスを聞いてマジで歓喜した。美しくて高慢な自信家を体現した声というかとにかく声がツボで、声色も天現寺橋先生に近く盛り上がったので、やっぱり配信で久しぶりに見て再燃するのは当たり前でしたね。

 

とりあえず、明日花丸映画を観に行き、木曜の「声優と夜あそび」を見て、東京陰陽師のゲーム買います!!!

 

花丸の配信見る感じ、トークが至って真面目だったのでバラエティ番組大丈夫なのかな…とまるで新人声優を見守るかのような心境ですが、2010年から活躍されているから大丈夫だろう。浪川さんとほそやんは間違いなく優しいし。

初めてWikiを確認した気がするが、元々は吹き替え中心に活躍されて、ゲームもいろいろやられていて、ゼルダシリーズのリンク担当されてるんだ…すごい。これからいろいろ勉強します。

 

声優朗読劇 フォアレーゼン(茨城公演)に行ってきました

 

昨年の愛知公演に引き続き、茨城公演に参加してまいりました!

koegatari.hatenadiary.com

 

ここ最近参加した中で一番体力と気力を使う朗読劇だった!!!

愛知公演と同様、ストーリーがあまり複雑でなく、会話劇中心の内容と軽く見ていたのですが、今回は話が作りこまれている歴史物で、登場人物が多かったため、話についていくのに必死で脳内がしっちゃかめっちゃかになってしまいました。

登場人物は多いのですが、3人の他にキャストがいるわけではなく、誠一郎くんが3役、崚汰くんがナレーション含め5役、千晃くんが4役とアニメやBLCDでは考えられないほどの兼ね役を担当。誠一郎くんは主役である山野辺義芸を演じていたため、兼ね役の出番はほとんどなかったのですが、崚汰くんと千晃くんは役A→役B→役Cというように、切れ目なくいろんな役を演じていて鬼畜!!!ってすごい思いました。

ストーリーに関しては頑張って追いかけていたのですが、途中で諦めて3人のお芝居に集中したため、正直ぼんやりとしか分かっていません。なので、割愛します(笑)

誠一郎くんは山野辺義芸という水戸藩の家老役。頼りない場面から始まって、その後敵の策略にハマって部下を失い、落ちぶれてしまう役どころ。とにかく良いところがなく、かと言って弱さに共感もできなくて、役についての印象は薄いままでした。

最終的に敵は捕らえられ、惨い殺され方をするのですが、そこに廃人同然の山野辺義芸が訪れます。今にも息絶えそうな敵に対して子守唄を歌うのですが、その時点で「無」と「闇」が見え、「お前、誰だっけ?」という無感情な台詞と共に劇が終わったんです。その最後の台詞の言い方が良かったというのが誠一郎くんの感想と言っても過言ではない。

誠一郎くんに完全に落とされたのが、鉄オルの闇堕ち芝居だったもので、まさか生で、この朗読劇で聞けると思っておらず、その感動でそれまでのいろんなものが吹き飛びました。誠一郎くん自身の表情も相まってゾクッとしました。

次に、崚汰くん。個人的MVP

ナレーションから始まるのですが、とにかく声が良くて聞きやすい。低めで落ち着く声質な上に、読み聞かせがおそらくお上手なのか内容がちゃんと入ってきました。さすが、NHK杯全国高校放送コンテストの朗読部門で優勝した人だ。正直、声に聞き入りすぎて話がまったく入ってこなかったです。

戦のシーンでは、イメージの映像が映らず、すべてナレーションで情景が説明されたのですが、緊迫感や疾走感が伝わる言い回しで引き込まれました。公演後のトークで崚汰くんも意識したと話していましたね。ここ、上手い人でなければ役を演じていた2人だけが盛り上がってるけどナレで世界観ぶち壊しになっていたと思うので、崚汰くんで良かった~~~って心底思った。

ナレーションの他にも4役演じていて、声を分かりやすく使い分けてくれていたのであまり混乱せずに済んだのも良かった。特に、山野辺義芸サイドにいた「男」役の時の声がめちゃくちゃ好きで。FGOアスクレピオスみたいな温度低めのクールビューティボイスがツボなんですが、まさにそれに近い声色で出てくる度にテンション上がってました。

崚汰くん、ほとんど座る暇なくずっっっと喋りっぱなしだったのに、聞いてた限りでは1回も嚙んでなかったし、役を瞬時に切り替えて間違えなかったの、まさに職人芸で惚れるしかなかったです。言い間違いは一度あったんですが、「ただざえもん…否、ちゅうざえもん(忠左衛門)」とまるで台詞にあるかのように訂正していて、あまりの機転の良さに感動した。多分気が付かなかった人いるんじゃないかな。

フリートークで誠一郎くんから「(お芝居)好きです」って2回くらい言われたらしいけど、マジで分かる!!!!!って全力で同意した。

最後に、千晃くん。登場回数が比較的多かった、敵の首謀者役が印象に残っています。千晃くんの悪役を聞いたことがないから、というのもある。なんか、純粋悪って感じで良かったな。サイコパスに近いかもしれない。今は主人公役ばかりだけど、いずれはアニメ等でこんな悪役も聞いてみたいなと思いました。

山野辺義芸サイドの役を2役担当していたけど、正直、どっちがどっちなのか分からずだったな。最後に山野辺義芸を庇って敵の前に立ちふさがり、瀕死の状態ながらも相手を圧倒するお芝居が圧巻だった。叫びに熱がこもっていて良かった!フォロワーさんも言ってたけど、根っからの主人公声なのだと改めて実感しました。

歴史物の朗読劇が初めてと話していたのもあり、2回くらい噛んでいたけど、その後はミスらず立て直していたのはさすがだなと思いました。

コロナ禍が落ち着いてから、いろんな朗読劇に足を運んだけれど、今回の朗読劇は戦いだったと思う。3人全員が推し負けることなく、それぞれ自分のお芝居でぶつかっている感じがして、勝手に熱くなってしまいました。

フォロワーさんと帰りながら熱弁したけれど、朗読劇って誰か1人でも力量に差がある人がいると全体として良いものにはならなくて、今回は全員同じレベルだったからこその出来だったのではないかと思います。

リハは当日の公演前に1回行っただけらしく、親交と信頼がある3人だからこそ、クオリティの高い仕上がりになったと私は信じていて、崚汰くんが「この3人なら怖いものはない」って力強く言っていてより確信を持っています。

誠一郎くんは元々好きで、ほか2人は声優オタク出戻りのきっかけになった方なんですが、3人とも声で気になって好きになった声優さんなので、好きな声しかいない空間がとにかく贅沢で幸せな時間でした。マジで昼夜2公演やってほしかった。

今後このメンバーだけで、というのは正直ない気しかないので、ひたすら噛みしめて生きていきたいと思います。2021年9月から延期になり、参加できるのか、そもそも開催されるのか心配でしたが、本当に無事に開催されて良かったです!

 

 

 

3人出演の3○BLCDがほしい!!!!!(台無し)

 

【BLCD】ヒーリングパラドックス

www.marine-e.net

発売日:2022/04/22
出演:興津和幸(岸辺一舞)×阿座上洋平(黒岩直斗)ほか

日々残業漬けで疲労困憊、限界社畜の広告マン・黒岩直斗は同僚に勧められ、スゴ腕と絶賛される岸辺整骨ラボへ行くことに。
同い年だというモデル顔負けのイケメン院長・岸辺一舞の人懐っこくて積極的すぎる性格に圧倒されるも、施術を受けるとまさに異議なし天国!!
ねちっこい手つきと的確な指圧に思わず声が漏れ、心地よい手さばきに寝落ちてしまって気づけば翌朝…。
すっかり岸辺の施術の虜になってしまいラボへ通うようになるが、施術はまるで前戯かのようにだんだんと過激になっていきおかしいと感じつつも、じわじわと体の奥から作り変えられる感覚に抗えなくなっていく——。
しかし、幼少期に野球で右肩を痛めている黒岩は、岸辺がそこを避け施術していることに気が付いて——…?

阿座上さん初めての受け作品であり、お相手が「オールドファッションカップケーキ」で共演した興津さんということで購入。

チャラ男風執着一途(20年)大型犬攻め興津さんと、情けないけどやけに良い声で初々しさの中に嗜虐心煽る受け阿座上さんのお芝居を堪能するCDでした。

黒岩がたまたま行くことになった岸辺整骨ラボの院長・岸辺は、実は幼少期親しくしていた、黒岩を落とすために人生を懸けてきた執着心が強い男で、黒岩はその手練手管によって身体から落とされ絆されちゃう……というお話。

攻めのキャラ設定自体は好みなのですが、一途であるからこそ最初は気持ちで相手にぶつかっていってほしいので、話自体は刺さらずだったし、ストーリーはこれ以上でも以下でもなかったのですが、とにかくメインお2人のお芝居が良くて満足度が高かったです!

まず、岸辺役の興津さん。声は比較的高くて爽やかなのに徐々に怖い部分が漏れ出していくのが最高だった!!!「カラーレシピ」の役よりもまだ倫理観がある攻めでしたが、職場で早々に黒岩に手を出したのはギョッとした(笑)

キャストトークでも話題が出たけど、黒岩に「(俺に)落ちろ…落ちろ…」って脳内に語り掛けるモノローグが無駄に迫真で、執着の度合いが強いのがよくわかりましたね。

囁きのシーンが全体的に声が近くに聞こえて、一瞬シチュCD聞いてるのかと錯覚したのは私だけだろうか?興津さんの攻めを久しぶりに聞きましたけど、やっぱりリップ音が綺麗だし、何してるのか分かる音で感動しました。泥酔した黒岩に口移しで水を飲ませるシーンも、興津さんのSEで口移ししているのが表現されてたと思います。

興津さんのくわえ演技大好き芸人だから、「今度はやってあげるね」的な予告だけで終わってしまったのが残念であった!!!思わず「聞きたい!!!」って声出して駄々をこねてしまいました。次回までお預けと思って指を咥えて待ってます。

次に黒岩役の阿座上さん。これまで、BLで聞いてきた役柄が一途で寡黙なクール攻めばかりだったので、冒頭で文句垂れながら社畜やってる姿がすごく新鮮だった!声のトーンが低かったので、男っぽい受けになるのかな~楽しみだな~と思って聞いてたら、いきなり可愛い高めの声が出てくるからビックリしてしまった。

ラウンドシーンはトラック1以外のトラックにあって、下手すると半分くらいそういうシーンだったかもしれないくらい長く、初受けにやらせる長さじゃなかったんですが、違和感なくちゃんと演じ分けしていて恐れおののいた。

キャストトークで、「快楽に堕ちていく様をグラデーションをつけながら演じた」とお話していて、最初の少しぎこちない感じから最後の気持ちよさが伝わるあられもない声まで段階を踏んでいる表現でした。

攻めとしてのかっこいい阿座上さんしか知らなかったためか、ラウンドシーン中の快感にまみれた泣きそうな震え声が、今までとのギャップが大きくてなんかもう、ダメだった……。

岸辺に「下の名前を呼んでくれたらイかせてあげる」って言われて、岸辺が嬉しくなって3回くらい呼ばせるシーンの2回目までは仕方なく呼んでる感じだったのに、3回目の「かずまぁ…」が早く触ってほしくて切羽詰まった言い方になっててまずここで暴れました。

次に、絡み中に「俺、ほんとに男は初めて…」って台詞ではちょっと声が裏返ってたのもクッソ最高だったし、この絡みでは泣きながらイっちゃうのが超絶可愛くて完全に脳が沸騰してました。

最後の絡みが一番激しめで、絡み中に岸辺に襲われながら「おかしいって!!!」って叫ぶ台詞あるんだけど、そこを聞いてほしい。いやもう…最高なんで……語彙が不足してどう表現していいか分からないんだけど、とにかく嗜虐心を煽ってくるのが上手くて、最後の最後にはトロットロになってるのも分かって、初めて聞いた時はひたすらのたうち回って聞いてました。

 

本当に初受けですか?????

 

最近、本当に初受けなのか疑わしい初受けお芝居と出会う機会が多くて、BL界隈の進化にビビり散らかしています。

阿座上さん、攻めがあんなにかっこいいのに受けがこんなに可愛いの神が二物を与えすぎなんですが???今後はおそらく断然攻めの方が多いでしょうが受けもやってほしい。もったいない。

「オールドファッションカップケーキ」同様、キャストトークでの2人のやり取りが大変微笑ましいので、ぜひ公式通販で買っていただきたい。

興津さんとご一緒できて良かったって話す阿座上さんに、「誰にでも言ってるんでしょ?」って彼女ムーブする興津さん、「そんな男じゃない僕は」って返すとこまでニタニタしてしまいました。その後にじゃあ今後僕以外には抱かれないってこと?ってさらに問い詰める興津さんに事務所に確認しますってしどろもどろに返すとこまでが1セットです(?)

阿座上さんの締めの挨拶で話にあがった、興津さんが攻め受け半々で両刀だから「BL界の宮本武蔵ですね」って言ったら興津さんが初めて爆笑してくれたって話も可愛くて、そのまま2人で笑いながらフェードアウトしたのもツボでした。仲睦まじくてとても良いです。

CHILL CHILL BOX 8th BLUE BOX 朗読劇「雨音に馨りたつ」

ちる箱夜の部に参加してまいりました!
感想を一言にすると、予想以上に楽しかったけど、確実に寿命が短くなった
事前リサーチ不足により、濡れ場シーンがあることを知らなかったのがすべての原因です。キャストさんそれぞれの感想部分で詳しく触れています!

 

あらすじ&キャスト

あらすじ

住宅街にひっそり佇むある骨董店「椿骨董堂」。
表向きは趣ある昔ながらの骨董店だが、秘密裏に凶悪事件のワケあり遺留品――猟奇殺人に使われた凶器や被害者の形見などを保管し、「封印」している。
刑事の麻績村卓也は、先輩刑事である貴井志信の指示で椿骨董堂を訪れ、不思議な魅力を持つ店主・椿千早に出会うが……。

支配したい本能を持つ《Dom》と、支配されたい本能を持つ《Sub》という第2の性《ダイナミクス》が存在する世界で繰り広げられる、本能と、恋と、事件の物語。

引用:8th STORY & CAST – CHILL CHILL BOX (chill2box.com)

キャスト

椿千早(Sub) CV:野島健児
麻績村卓也(Dom) CV:阿座上洋平
貴井志信(Dom) CV:羽多野渉
鹿野佑真(Subと見せかけたSwitch) CV:田所陽向
升野(Normal) CV:波多野和俊

ストーリー&全体について

Dom/Subユニバースとミステリーの掛け合わせの時点で面白そうと思っていましたが、Dom/Sub設定を活かした結末で意外性があって良かった。

とある施設で起きた無差別大量殺人事件の犯人、最初は貴井が怪しいと思っていたけど、途中で事件によって貴井の大切な友人が亡くなったことが判明してその線は薄れました。もしかしてメインキャスト5人の中に犯人いないパターン?と思っていたら、まさかの事件の被害者とされた鹿野が犯人だったという。

鹿野は事件の唯一の生存者で、精神的ショックから病院で療養しており、事件の記憶が思い出せない状態でした。事件を追う刑事の捜査に協力するために椿骨董堂に行き、事件に使われた凶器に触れたことで自分がSwitch*1であること、Dom性を使ってSubに命令し、事件を起こさせた張本人だったことを思い出します。正直、Dom/Subユニバースは要素としてちょっと話に入れる程度だと思っていたので、話の本筋に取り入れてるのに思わず膝を打ちました。

そのシーンで、Subである椿が鹿野に無理やりCommandで命令され、助けに入った麻績村が殺されそうになるんですけど、なぜかここで野島さんが歌う主題歌がBGMとして流れたため、緊迫感がまったく感じられなくなり、内容が入ってこなかったのが残念だなと個人的に思いました。

本編後のフリートーク&ゲームコーナーも尺が長くサービス精神が凄かった!

フリートークでは昼と夜でお芝居を変えたところの話で、ゲームコーナーは2人でコンビを組んでDom/Subユニバースのシチュエーション朗読劇となかなかにハードな内容。

田所くん(Dom)&羽多野さん(Sub)で「躾けたい/躾けられたい」、野島さん(Dom)&阿座上さん(Sub)で「フリースタイル」のアドリブ過多なシチュエーションをチョイス。前者は会社の先輩後輩シチュで結構ガチンコの内容だったけど、後者は阿座上さんへの無茶ブリコーナーと化しててだいぶ笑いました。(ここで、野島さんが昔緑川さんにラジオで無茶ブリされてテンパって汗だくになったエピソードを思い出した)

濡れ場について

あるならあるって事前にアナウンスしてくれ!!!!!*2

濡れ場はフェードアウト含め3回。

最初は、麻績村が仕事で椿骨董堂を訪ねて、雨が降り出して窓(戸?)を閉めた後。椿は元々ミステリアスで艶を持った声色なんですが、閉めた後の声色がより一層艶っぽくなっていて、ここで「おや?」と思っていたら麻績村が「良い匂いが強くなった」と少しグラグラし始めた時点で確信しました。

もしかしなくても、濡れ場ある(スゥーーーーーー)←息を吸う音

その前に、麻績村が自分のDom性を恐れており、パートナーを持ったことがないと話していたのもあり、椿が「命令してみてください」って言い始めて内心パニックに陥ってました。とりあえず肌を見せるまでで終わったので安心したけど、しばらくその後の話が頭に入ってこなかった……。

2つ目は、貴井の回想シーン。キャラ紹介に「椿とは旧知の中」と書いてあるのを見てから、絶対元カレ!!!って思っていたら「昔身体の関係があった」って話しててヨッシャーーー当たった!!!って喜ぶまでは良かった。

 

貴井視点で椿との濡れ場シーンが始まってしまった。

 

聞いてないしそこまでやれとは言ってない!!!!!!

大変けしからんかったので、羽多野さんの項目で詳しくぶちまけます。

最後は、事件がひと段落して麻績村と椿が両想いになったシーン。長いやつ!!!
ここに関しては、阿座上さんが口元に手を持って行ってリップ音出してからほとんど記憶がないです。ガチで。

濡れ場聞きたくない!!!とすら思いました。
だって、野島さんが結構普通に喘ぎ始めるのを生で、ご本人を見ながら聞くってだけですでにキャパオーバーなのに、阿座上さんの攻め声がめちょめちょにかっこよくてそんな二重攻撃されて正気でいられる奴いる!?いねえよなあ!?(マ○キー)

最終的に、本編が終わったからもう安心して聞ける…と油断したゲームコーナーで羽多野さんの受け側ディープキスと欲情した「めちゃくちゃにされたい」でK.O.されましたが!!!81プロデュースゆるさん

声優さんについて

野島健児さん

令和に野島さんのSubが聞けるなんてそんな贅沢良いんですか?ってノリノリでチケットをとったわけですが、そんな生半可な気持ちで聞いて良いもんじゃなかった。

キャラ絵を見てこれは絶対にミステリアスで静かな中に色気がある儚い美人受けという野島さん鉄板の役だと思ってましたが最初の声聞いて心の中で合掌した。それ!好きなやつ!!普段からえっちなやつ!!!

なのに濡れ場になると色気をより積んでくるんですよ!!!もうね~~~前の項目に書きましたが「命令してください」の弱々しいかつちょっと熱を持った声色が最高オブ最高なんですわ!!!

濡れ場ではないんですが、鹿野が椿に命令されて3人の目の前でイかされた挙句にSub drop*3する描写までやってくれました。ただ、ここはBGMがうるさかったのかそんなに声が入ってなかったのか、野島さんの声はあまり聞こえずだったので、逆に救われたところある(?)

最後の濡れ場でSafe word*4を決めるんですけど、「怖い」なのがクソ最高すぎて発狂しました。事が始まる前なのに!!!野島さんの「怖い」はもはや至高の「怖い」なんですよ。言わせたい言葉TOP3に入るレベルです。それをチョイスした脚本家さんマジで優秀。

濡れ場真っ最中についてですか?

 

覚えてません(号泣)!!!!!

 

本編後のフリートークコーナーで、自己紹介する時に、自分の番か確認するために「オイラちゃん?」って自分を指す野島さんが朗読劇の時とあまりにも別人で、一瞬脳が野島さんだと認知できなかった。本当に可愛い…素の喋り方いつまでも可愛い…。

夜の部は昼に比べて「(お芝居が)ノッてた!」って阿座上さんと言い合っていて、これはいきなり劇物を摂取してしまったんやな…と真顔になりました。昼の部も行ったらいくらかまともに聞けていたかもしれませんね。

阿座上洋平さん

今回の本命は阿座上さんでした。2年前に「オールドファッションカップケーキ」を聞いて大好きになったので、BLの朗読劇で初めて生で拝見するのを楽しみにしていました。

キャラ絵と設定の時点で好きだったので、声が自分の好きなトーンだったら完璧だったんですが、まさにドンピシャで開始数分でチケット代の元とりました(早)喋ってるだけで幸せ。

ただ、本編では思ったほど目立つ場面はなく、椿とのアレソレしか記憶がないのは私の脳のキャパの問題でしょうか?ストーリーに関しては、羽多野さんと田所くんの印象の方が強かった。

なので、もう濡れ場の話をします。

 

かっこよかったんじゃあ~~~~~!!!!!!

 

最後のシーン、升野さんが部屋からフェードアウトした時点で覚悟を決めました。椿の体調を優先して帰ろうとしたところを引き留められて、「やばい、来る…」と意識を頑張って保っていましたが、阿座上さんが口元に手を持って行ってリップ音を出したところで完全に限界を迎えました。

手を軽く握って手の甲らしき場所で音出してたのだけ鮮明に覚えている……そうやって、出してらっしゃったんですね……ハァ(頭抱え)……。

限界を超えながらも、耳が無意識に阿座上さんの声を拾おうとしており、以下のシーンと台詞だけは残ってました。(妄想が含まれている可能性があります)

  • おそらくコマンドとして発した「おいで」
  • 椿の「怖い…」に対して声色が優しく子どもをあやすかのような「怖くない」
  • 羞恥で目を逸らす椿に強めの「こっち見て」(今思うとコマンドだったのかも?自分の顔を見させたがる麻績村大好きすぎる)
  • 「気持ち良いよ」(って言ってた気がする)

阿座上さんの素のお声は特別何も思わないんだけど、低めの攻め声が大好きでもはやシチュCDを聞いてるかのように自分がときめいちゃうんです。受けを通過して自分にも言われてる感覚(?)

今回の阿座上さんの役柄が素直かつ真面目な大型犬で、10年前だったら羽多野さんが演じてそうなキャラなのが、BL界の王子と一部で言われていた羽多野さんの後継者って阿座上さんなのかもしれない、そうだったらいいな~と思ったりしました。

ゲームコーナーでは野島さんに無茶ブリされて披露した、客にまったく伝わらない声優あるあるネタが面白かったです(笑)観客置いてけぼりにして演者だけで盛り上がってるのが好き。

羽多野渉さん

仕事ができて飄々としており、プライベートでは身体の関係で深入りしない遊び人な羽多野渉の供給マジサンキュー!!!

基本はいつも余裕そうで掴めない男なのに、事件に関しては真剣になる切り替えが良かった。羽多野さんは私の中では麻績村のような役のイメージなんだけど、年齢を重ねて声とお芝居に深みが出たからこそ、貴井がとても合ってた!

羽多野さんも回想シーンの濡れ場の印象が強くて、「好きに動いていいよ」とか「もっと鳴きなよ」みたいな直接的な表現の台詞が続いてクラクラした。元カレの濡れ場の回想まで音声にしてくれるの、大盤振る舞いにも程がある。

台本には「エッロ」と書いてあったらしい台詞が、私の体感では「エッッッッッロ」くらい溜めてるように聞こえて、これまで培ってきた技術を生で体感でき意識が朦朧としつつも感動すら覚えました。最後の「よくできました」で叫ばなかったやついる!?いねえよなあ!?(2回目)

本編後の2コーナーの羽多野さんがめちゃくちゃ楽しそうで、後ろでマイク通さず大口開けて笑ってる姿を何回か目に入り微笑ましかった。最後の絡みののじさんのお芝居にキュンキュンしたって普通に感想述べてるのすごい羽多野さんらしいと思ったの私だけ?実際は分からないけど、ウケをとろうという下心がなく、素直にそう思ったから話してるように私は聞こえて、羽多野さんはBLのお仕事好きなんだろうな、未だに新作出てくれるわけだな~と勝手に思うなどした。

そんな感じで平和に終わると思っていたら、まさかゲームコーナーで爆弾を落とされるとは!!!

羽多野さんがSubの先輩でDom役の田所くん演じる会社の後輩彼氏という配役で「躾けたい/躾けられたい」をテーマに朗読を披露。羽多野さんが会社で遅くまで仕事しているのを見かねた田所くんがPlayを仕掛けて、最初は羽多野さんの受け演技がコメディチックに聞こえて笑いが起きてたんですが、キスが始まってからがやばかった。

 

ディープキスの尺がめちゃくちゃ長い。

 

口の中をモゴモゴとさせる羽多野さんが視界に入ってからすぐ記憶がなくなりました。防衛本能で目を瞑ってしまいました。
あああ~~~ああやってSE出してたんですね~~~!!!!!!(狂)

キスが終わってから「早く終わってくれ…!」と願っていたら田所くんによる言葉攻めが始まり、羽多野さんが受けの声を出してたんですよ!台詞は覚えてませんが!!この時はコメディ感なく、CDで聞いたことあるガチの声だったと思います。

「もう勘弁してくださいお願いします」を心の中で連呼しながら頑張って聞き続け、田所くんの「どうしてほしいんだ?」みたいな問いに対しての

 

「めちゃくちゃにされたい…(恍惚ボイス)」

 

 

無理!!!!!!!

 

 

田所陽向さん

田所さんは事件のキーマンという重要な役どころで、ストーリーの感想で書いた通り、Subではなく実はSwitchだった事件を引き起こした張本人を演じました。最初はSubとして登場したんですが、「田所くんの声でSubは絶対何か裏がある」と疑ってかかったらまさかのSwitchで納得。

Dom性が蘇るまでは表情が暗くボソボソと喋る弱々しい男の子なのですが、Domになった途端、「威圧」「支配」という言葉がピッタリな声色に切り替わって痺れましたね。声がかなり低い方なので、その分圧が強くて良かった。

「跪け」って言ってたらしいけどBGMのせいか私の耳の問題かで聞こえなかったのが残念だったな…。ただ、その分羽多野さんのところで散々書きましたが、良い俺様攻めを堪能できたので満足しました!

波多野和俊さん

椿に仕える升野と本編後の司会をご担当。

お名前だけはずっと前から知っていて、ただ機会がなく実は今回初めて声とお芝居を聞きました。柔らかく、優しいお声で、終盤にある椿がデートに着ていく服を選ぶシーンがお母さん感があって良かったです。

最後に

こんなに長い感想記事を書くことになるとは思いませんでした。さすがに疲れた(笑)
BLCDを聞く人ほど楽しめたイベントなのではないかと思います。また、波多野さん以外はみんな均等に出番があり、今後脇役で気になる人が出ても十分満足できるイベントなのではないかと思いました!


最後に一言。

 

CD化してくれ!!!

 

*1:DomとSubの両方を持った性別

*2:前公演の記事を見直したら普通にありました

*3:Subが不安や緊張から精神的に不安定な状態になり、重症の場合気を失う

*4:Play中にDomのコマンドを止めるためにあらかじめ決める言葉

【ボイスドラマ付きマンガ】垣根と境内vol.1

※今回、18禁の作品について触れているため、念のため数行下げることにします。書いている内容は普段とあまり変わらないのですが、18歳未満の方は閲覧をご遠慮くださいませ。
ネタバレ注意!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

dlsite.jp

 

ネットで宣伝ツイートを目にしてなんとなく気が向き、YouTubeの視聴動画を見たことからすべてが始まりました。

 


www.youtube.com

※サムネはこんな感じですが、内容はエロシーン以外の抜粋です

 

絵柄が好みだったのと、同人なのに商業みたいにちゃんと恋愛してるのが新鮮*1で、キャストお2人のお芝居も良いなと思い、エロシーンの試聴を軽率に聞いたところ、受けの芝居がめちゃくちゃ刺さり、動揺しながら即購入しました。

 

全部聞いたらやっぱり性癖ど真ん中で未だにパニックに陥っている。

 

本編は37分で、おそらくYouTubeの視聴動画の16分がラストを除く通常シーン全部なので、残り約20分がエロパート。半分以上がエロなあたりは同人らしいですね。

受けを演じている陸智希さん、DLsiteで調べた限りではシチュには5作出ているものの、BLは攻め1作で今作で初めての受け役。初めてでそんな長時間エロパートがあったら、正直おおらかな心でいないと最後まで聞けないことがほとんどなんですよ。

さすがに最初の1人でアレソレなシーンは、受け役最初のお芝居にありがちな力みを感じたんですが、トラック1のラストで受けの夢の中で絡むシーンでぶったまげた。

 

めちゃくちゃエロかった!!!!!

 

心の中で、「初受けなんて嘘だ!!!!!」って叫んだ。初だとしたらマジで受けの天才だと思う。その名称を使うのは冬ノ熊肉先生以来だけど、熊肉先生以来の衝撃だった。

ブログを書く上でどこが好きなのか言語化すべく、数日脳内でいろいろ考えてみたんだけど、全ッ然適切な言葉が出てこなくて、おそらくこの後も何も伝わらないことばかり書いてると思います。

多分、性癖に刺さってとにかく好きっていう説明できない系のガチなやつ。熊肉先生みたいに、みんながみんな好きな系統ではないと思う。熊肉先生の受け苦手な人もいるとは思うけど、私の周囲にいるBLボイスを嗜むオタクの支持率100%だから、熊肉先生は比較的大勢に刺さるお芝居だと思っているけど、陸くんはそうではない気がする、ただ私はめちゃくちゃ好き!!!

声はどちらかと言えば高めで役にピッタリな素直な男子高校生の男の子ボイスで、あざとさもなく自然な感じなんだけど、受け声で急にエロくなるのよ(語彙力の欠如)ちょっと声汚いんですよね、喉潰してる感じ。語尾にハートついてるのも表現できているし、それでも「男の子」がちゃんと残ってるあたり、めちゃくちゃ推せる。

体育授業の柔軟体操中に、開発されたtkbいじられて出た第一声の「―――あひっ(ハート)」の声があまりにも大天才すぎて暴れたからここをぜひ聞いてほしすぎる。「ひっ」の発し方が最高で狂うんですよ。トラック1の最後も「ひっ…ひっ」って快感でトランス状態っぽくなってる時も良い。

トイレでアレソレなシーンも背徳感がすごく、「めちゃくちゃにされたい」を狂ったように心の中で連呼するシーンがま~~~あ狂気じみてて良くてですね。どうやら新人声優さんみたいなのですが、私は最初からここまですごい人を聞いたことがなくて本当に陸くんが怖くて仕方ないです。この受け厨で無駄に耳が肥えた私にこんな記事を書かせるくらいにはお芝居をやり遂げていることがすごい(誰?)

 

こんな初受けいるんかマジで~~~意味わかんないありがと~~~!!!!!

 

もはや感情の掃きだめ記事と化していますが、一番言いたいのはめちゃくちゃエロいから試聴だけでも聞いてくれ!!!っていうのととんでもない受けの逸材と出会って最高!!!ってことです。

昨日、我慢できず原作を買って読んだら3話から急展開で一気にダークな雰囲気になっていたので、今からvol.2が楽しみです。3話以降は攻め視点の話になるので、星野さんの怪演に期待。かなり難しい役だと思うのでドキドキ。星野さんの声とお芝居は初めてまともに聞きました。今回のパートでは寡黙なキャラなのもありほとんど喋ってなかったけど、耳に残る良い声だしド攻め感がある(間違いなくご親戚出演作の影響)

いずれCDとして販売してほしいけど、こういった作品が改めてCDになることってあるのだろうか?発売したとしてもキャストが変わったら怒り狂ってしまうから、そのままがいいな!いいな!!(圧)

実は同人音声を買うのは2回目で、前回は受けの方のお芝居があまり刺さらない、というか苦手な高音受けだったので個人的には微妙だったんですが、今作は大当たりでした。同人はエロの配分が多めだから、受けの芝居が刺さればCDに比べて安く手に入る最高のコンテンツなんだという学びがありました。今作も770円で買えますからね。コスパが良いところじゃない。

1つうーんと思ったのは、攻めが私の耳元で囁いてきたところですね。私じゃなくて受けに囁きなさいよ!!!シチュみたいに自分に言われてる感覚に陥ってしまうので、個人的にはBLにダミヘ要素はいらんな~って思いました。サークルがBLのASMRを売りにしていたのでその辺は承知しつつ買いましたが。

 

小林千晃くんの受けの最高傑作を聞いて卒業を見届け、ディストピアの王のドラマCDを聞けたらBLCDオタクを卒業しても良いと思っていましたが、陸くんの表名をBLCDとボブゲ主人公に連れてくるまでは続けないといけなくなりました。卒業まではまだ遠そうです。ありがとうございます。

*1:後で調べたら昨年商業BLとして販売されていて、最新のBLアワードにも入っていました

小林千晃さんBLCD出演作感想まとめ

BLCDオタクに戻るきっかけとなった小林千晃くんのBLCDを買い集めており、自分用の備忘録として各作品についての感想を簡単にまとめてみました!千晃くんが好きでBLCDを買ってみたいけど、どれを買ったらいいのか悩んでいる人に役立つ記事にもなっていたらいいな。ただ、すべてあくまで個人の感想ですのでぜひ興味がある作品があったら実際に聞いてもらいたいです!

作品視聴ごとに随時更新していきます。メインでの出演作が10作超えたらおススメ作品紹介などコンテンツを増やしていく予定!

フォロワーさんの山下誠一郎くんの出演作まとめ記事を参考にさせていただいたので、誠一郎くんも好きな方はぜひこちらもどうぞ。

mito-913.hatenablog.com

 

 

受け

彼のいる生活(2021)

e-fifth.net

攻め:鈴木崚汰

記念すべきデビュー作。幼馴染の大学生同士のピュアな恋愛を描いた作品で、千晃くんは素直な世話焼きの男の子を演じています。本編ではラウンドなし*1でCD1枚かけてメイン2人がくっつく過程が楽しめるので、初心者におススメ。

フリートークで千晃くんも言っていたけど、ナチュラルで作らないトーン。受け視点で進むため、思い悩んでグルグルして喋り倒しています。相手の崚汰くんも初めてなのもあり、初メイン同士でしか作れないであろう初々しい雰囲気となっています。個人的に2人の声の相性が良く、聞いているだけで幸せな気持ちになれるので寝る前に聞くのがおススメ。

詳しい感想はこちら。

koegatari.hatenadiary.com

跪いて愛を問う(2021)

www.shinshokan.co.jp

攻め:山下誠一郎

Dom/Subユニバースという特殊設定かつ毎トラックラウンドが入る、2作目とは思えないハードめな作品。絡みの回数は多いものの、すべて短めでフェードアウトして終わるので、意外とアッサリしています。千晃くんはSubで家庭環境の悪さ故に捻くれた男子高校生を演じており、攻めに対して最後まで刺々しい物言いをする役どころ。

喘ぎが激しめなのは原作通り。経験数の少なさゆえの拙さや荒削り感はありますが、今できる自分でぶつかっているような奮闘が感じられて個人的には好感を持ちました。

喜怒哀楽のうち怒と哀の比率が強めで、最後まで苦しそうにしていますが、最後はハッピーエンド。原作既読の私はCD1枚に詰めこんだ感がありましたが、未読の方はあまり気にならないようなので、個人的には未読のまま聞いた方が良いと思いました。

同じ事務所の先輩である誠一郎くんとの組み合わせなのも注目ポイント!Dom/Sub設定が大丈夫だったらオススメです。

詳しい感想はこちら。

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シュガードラッグ(2021)

crownworks.jp

攻め:寺島拓篤

閉鎖的な研究機関が舞台の職場恋愛もので、千晃くんはとある事故をきっかけに上司と身体の関係を持ってしまう助手を演じます。愛人となって振り回されながらも上司を好きになってしまう役どころ。

てらしー演じる攻めが性格や性的なことに関して未熟なため、経験豊富な千晃くんのキャラがリードする襲い受け描写があり、千晃くんの中では珍しいキャラ。甘えたで誘惑する芝居が聞けるのは今のところ今作のみなので、割とビッチなキャラが好きな人におススメ。

たっぷり2枚組で、2時間弱千晃くんが喋り倒しているので、これでもかってくらい千晃くんの声と芝居を堪能できます。「跪いて愛を問う」同様、1トラックにつき1回ラウンドが入り、こちらは1回1回の尺が長めでどちらかというとエロ厨のリスナー向け。また、攻めを含め倫理観がないキャラが出てきて、好みが分かれそうな気がするので、原作をある程度調べてから聞いた方が良いです。

詳しい感想はこちら。

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コスメティック・プレイラバー(2021)

www.marine-e.net

攻め:伊東健人

「シュガードラッグ」と同日発売で、こちらでは強引でいじわるな後輩に迫られる真面目な先輩役。コスメカウンターの美容部員同士のお話で、いわゆるお仕事BLもの。最初に身体の関係を持ってセフレからスタートするけど、ドロドロはしておらずスパダリと化していく後輩にどんどん絆されていきます。

千晃くんは声のトーンが少し高めで可愛らしさがあり、先輩にはあまり聞こえないけど真面目で頑張り屋なキャラがハマっています。ストーリーメインでサクッと聞けるので、「彼のいる生活」の後に聞くなら今作をおススメします。

原作が2022年3月時点で6巻まで単行本が出ている人気シリーズなので、単行本分音声化されたらいいですね。

フェイクファクトリップス(2022)

www.marine-e.net

攻め:熊谷健太郎

高校時代からのライバルで、社会人になっても競い合ってるケンカップル。千晃くんは努力家で負けず嫌いな美形役。「跪いて~」とキャラは近いけど、こちらの方が気が強く、終盤までずっとツンツンしています。

甘さはあまりないですが、熊ちゃんとの言い合いが面白く、勝負を仕掛けるのに毎回負けてしまう可愛らしさはあります。千晃くんのお芝居と声質がまっすぐなためか、私は聞いていて少々疲れてしまいました。

ラウンドは適度に入っており、特典にくっついた後の糖度高めなシーンもあるので、「彼のいる生活」や「コスメティック~」を聞いた後が良いと思います。

この手を離さないで(2022)

e-fifth.net

攻め:阿座上洋平

千晃くんの演じ分けが良かったから、オメガバースに抵抗がない千晃くんのオタクは必聴!!!自信を持っておススメする。役自体は「跪いて愛を問う」に似ていて、家庭環境とオメガという性に負けずに必死に生きている高校生が、出会った攻めに愛を注がれて絆されていくのだけど、2枚組で丁寧に描いているので心情の変化がとてもよく分かった。

外面が良い優等生から、攻めに対しての嫌悪を剥き出しにした手負いの獣感が、ハスキー強めの声色も相まって大変良い。物語が進むにつれて、声の感じが優しく、可愛らしくなっていくのが好き。トークショーで「人を煽る演技が上手い」と言われると話していた通り、発情してハァハァしながら攻めにケンカを売る台詞が最高だった!

ノローグは半々くらい。個人的に受けのお芝居がこれまでで一番好きで、同じ年に出た「フェイクファクトリップス」とはまったく違う喘ぎ方になっていて、かといって「シュガードラッグ」などとも違い、言い方が合っているか分からないけど、自分好みの方向性に洗練されていた。ここまで全作品買ってきて良かった、報われたとすら思うくらい良かったです。

オメガバースだったり、受けの境遇が辛いし酷い目にも遭うので、手放しでは勧められないけど、千晃くんのいろんなお芝居を聞きたいなら絶対にコレです!!!

ふたりあそび(2023)

crownworks.jp

攻め:増田俊樹

ピュアで守ってあげたくなる優等生眼鏡っ子が、攻めに開発される様が性癖の人は絶対に聞いてください!BLCDだけでなく、アニメ等の一般作も含め、ここまで庇護欲と背徳感を煽る繊細な役はこれが初めてなのでは?もし、すでに演じてる役をご存じの方がいたら教えてください!

「この手を離さないで」のような逆境にいても屈しない、攻めに噛みつく強気な受けが千晃くんが演じる受けのイメージだったので、素人ながら「こんな引き出しがあったのか」と驚きの連続だった。元々の芯の強さとまっすぐさに、清らかさと透明感が合わさった声とお芝居で、今までで一番モノローグの聞き心地が良かった。

最後まで未遂かつ片想いのまま終わる切なくて、ちょっぴり歪な共依存を連想する関係なので好みは分かれると思うけど、ハマる人にはハマると思います。あと、自○と開発が性癖で、エロ厨の人におススメ(ほとんどのトラックにそういったシーンがある)。私はこの千晃くんが刺さりまくって苦しんだので、ぜひ気になった方は同じ苦しみを味わってください(?)

あと、この増田さんが役にドンピシャにハマっていて、なんならこれまで聞いた中で一番好きかもレベルで好きなので、増田さん好きの人にも聞いてほしいです!

攻め

寺野くんと熊崎くん(2022)

crownworks.jp

受け:谷山紀章

初攻めにして十数年のブランクがある谷山さんがお相手ということで、聞く前から面食らった今作。付き合いたての男子高校生同士が、学校内外問わずイチャイチャして、竹内さん演じる同級生の登場で少し2人の中がぎこちなくなるものの、ハッピー卒業エンド!という王道のストーリー。

千晃くんは校内で人気な生徒会長を演じています。声は地声よりも気持ち高めで、爽やか成分多めなのですが、実は少々腹黒かったり、受け相手への愛情ダダ漏れなワンコっぷりなど全部が千晃くんにハマっていたと思います。

リップ音などのSEは、正直発展途上で物足りなさがありましたが、色気を含んだ囁き声や息遣いが、谷山さん相手でも攻め側として認識できる「攻めらしさ」があり、攻めポジションをもっと聞いてみたいと思いました。

原作だと個人的に過多気味だったラウンドはいくらかカットされているので、思ったよりも濃くなく、BLCDに聞き馴染みのない人でも聞きやすくなっているかと。(とは言え、1トラックに1回は入っていますが)

かっこよく落ち着いていて、ちょっといじわるな千晃くんをご所望ならおススメ!8割程度攻め視点なので、2枚組で千晃くんが喋り倒します。私はBL作品で一番好きな役となりました。

僕の番はサラブレットΩ(2022)

www.movic.jp

受け:寺島惇太

二世俳優同士という共通点がある2人のオメガバースもので、千晃くんは七光りと言われるのが嫌で努力を怠らない生真面目なα。声は少し低めで「寺野くん~」よりも攻めらしさがあるかもしれない。

ストーリーはハプニングで身体の関係を持っちゃって、身体を重ねていたら両想いになっていてくっついた、という話でラウンドメイン。息の入れ方とSEは上手くなっていて、良い音が増えたなと感じることが多かったです(マニアック)。

ずんたさんの受けが好きならぜひおススメだけど、そうでないなら別の作品を買った方が良いかなと個人的には思います。

pop one's cherry(2023)

www.movic.jp

受け:鈴木崚汰

ドS×関西弁風キャラという属性モリモリなキャラクターに加え、同時にメインデビューした崚汰くんとの再戦という個人的激アツCD。

関西弁というより京都弁に近い話し方(関西出身のフォロワー談)で、玩具や薬で受けをいじめてはいるものの、全体的にはんなりして原作よりもだいぶマイルドになっていると思います。

周囲から好評らしい煽り芝居が堪能できるのは今のところ今作だけ!神経を逆なでする嘲笑がとても輝いています。実は受けのことが好きだけど、それを見せずに飄々としている千晃くんが個人的には新鮮で、意外にもしっくりきたので良い収穫でした!

詳しい感想はこちら。

koegatari.hatenadiary.com

 

脇役

脇役については網羅できていないので、自分が聞いた中で特におススメの作品をチョイスしました。

ロストバージン(2019)

メイン:小野友樹×山下誠一郎

出演時間は短いですが、キャラ強めの可愛いキャラで存在感があるのと、要所要所で出てくるため印象に残っています。BL作品で演じたキャラの中ではテンション高いキャラ2大巨頭の1人だと思います。他の脇役にさとたくさんや熊ちゃん、石谷くんがいてキャストが豪華のため、千晃くん以外にも好きなキャストがいたら買い。

個人的に蜜也くんのキャラデザが好きなので、スピンオフでメインが回ってくるのを心待ちにしています。

ご利用は計画的に(2020)

メイン:熊谷健太郎×興津和幸

可愛い見た目で「〜ッス」が口癖の興津さんの舎弟役。登場時間が長いので、千晃くん目当てに買ってOK。興津さんにお笑いコンビのツッコミかってくらいやいやい言うのが漫才みたいで面白いです。

そんなに言うなら抱いてやる(2021)

メイン:佐藤拓也×寺島拓篤

テンション高い二大巨頭のキャラのもう1人がこちら。さとたくキャラが常連のバーにいる見た目がショタな双子の店員で、千晃くんの貴重な(?)ショタボイスを堪能できます。双子の片割れが同じ事務所の市川蒼くんで、某番組での2人のテンションの低さを知っているとより面白いかもしれません。

 

*1:メーカー特典のCDで少しだけラウンドがあります

BLCD以外のコンテンツに熱中できないという悩み

こんにちは。3連休の初日に3回目のワクチン接種に行き、約2日を寝て過ごしたため、副反応が落ち着いて元気が有り余っているあおいです。せっかくなのでブログを書こうとPCに向かったんですが、書きたいネタがなくて頭を抱え、いっそのことその原因について取り上げることにしました。

このブログはほとんどBLCDの感想を落とすための場所となっておりますが、特にテーマを縛っているわけではなく、声優やBLに関することならなんでも記事を書くつもりでした。BL以外のコンテンツにも少しではありますが触れていて、インプットも多少しているはずなんですが、ブログに書くまでに至らないんですよ……。

ブログを書くにはかなりのエネルギーを消費するため、それ相応の熱量がないと文章にはできません。記事の数を増やすために、そこまで思い入れのないことに文章をひねり出す器用さは私にはないので、燃えられるコンテンツに出会うしかないんですが、一瞬燃えても全然持続しないんですよね。

ちなみに、年始にボブゲやるぜ!!!と豪語していましたが、現在はお休みしています。ラキドを進めていたんですが、一度止めてしまってからなかなかモチベが上がらず、またよきタイミングで再開しようと思っています。

昨年の約半分をデ王に狂わされ、ゲーム以外何も手につかなくなったので、そうなってもいいゆとりのあるタイミングでやった方が良いと思いまして。だったらもっとライト向けな作品をやればいいのでは?って私も思うんですが、もうデ王レベルで情緒を乱してくる作品じゃないと物足りない身体になっちゃったんだよ!!!!!許さん!
……というわけで、今のところボブゲは選択肢に入れられないのです。

アニメは前クールまでは鬼滅の刃を見ていたけど、その後は特にチェックしておらず、ソシャゲは新章が配信されているので読みたいと思いつつ手を付けておらずで、今はあまり興味が持てず。パラライは好きな曲はひたすらリピってるけど今のところはそれで終わってしまっているしな~。

最近私が沸く事柄と言えば、BLCDの新作発表とPIL/SLASHの毎週金曜日のブログ更新くらいです、マジで。ピルスラのブログはタイミングが決まっているのでそれを楽しみに1週間の糧にできるのだけど、BLCDの新作発表はいつくるのか読めないため、毎日何回もチェックしています。(チェックしすぎで体感8割くらいは何もない)

それに加え、BLCDならなんでも嬉しいわけではないこだわり強めなオタクなので、全力で嬉しいと思える発表もそんなに多いわけではなく、こうやってずらずら書いてると生きづらいオタクをしているのかもしれないと思い始めてきました。

ただ、気になる若手声優さんが多いため、BLCDだけのオタクを続けられているなと思います。特に千晃くんと阿座上さんが事務所からプッシュされているのか、出演数が多いので救われている。ずっと待ち望んでいた崚汰くんの初受けも4月に待っているのも楽しみだし、崚汰くんがもっと出演増えてくれたらより助かる。あと何回も言ってるけど私がデビューしてほしいと思っている声優さんのデビューが決まってほしい。

BLCDは1~2時間で楽しめて内容の密度が比較的濃く、声優さんの声と芝居を多く聞ける点で自分に向いてるコンテンツなんだな~って最近特に思います。寝ながら目を使わずに楽しめるって本当に楽。私にとっては心地よい距離感を保てるジャンル。最近、R18向けの同人音声にも手を出し始めたので、もう少し楽しめる範囲が広がっていくといいな~。

しかしこういうふわ~っとした時期に、何かしらの沼にハマるんだとこれまでの経験上分かっているので、その時までむしろ今の状態を楽しんでやろうって気にもなってきました。

とりあえず、今週末に2枚CDが手元に来るので刺さったら感想記事を楽しんで書く所存!!!