コエガタリ

声優ファン歴10年のアラサーが声優さんについて書き殴るブログ

声優朗読劇　フォアレーゼン（愛知公演）に行ってきました

イベント 声優さん

こちらの朗読劇に昼夜両部参加してきました！

昼公演は後方座席で、夜公演はまさかの最前列のどセンター。正確には4列目なのですが、感染対策として3列目までお客さんを入れていなかったため、実質最前列となっていたのです。しかも、ど真ん中で千晃くんが目の前という超絶神席。一緒に行ったフォロワーさんの名義だったのですが、その方はファンである誠一郎くんが目の前で、お互いに本命声優さんの目の前を勝ち取るという奇跡が起きていました。本当にありがとうございました！(私信)

あらすじを簡単に説明すると、ドイツ人の生真面目で優秀なピアニスト・ウリ（千晃くん）が相棒である、女性関係でトラブルを次々に起こすイタリア人の声楽家のアントニオ（誠一郎くん）に巻き込まれ、居場所を追われたり殺されかけたり、な２人の珍道中。
脇役として出てくる店主やマフィアのボスをまさともさん、その他チョイ役とナレーションを重松くんが担当していました。朗読自体は約1時間、休憩15分を挟んでキャストトーク15分の計1時間半で、朗読劇初心者にとっつきやすい構成だったと思います。

感想を一言で表すと、誠一郎くんと千晃くんの軽快で息の合った掛け合いが非常にストレスフリーで気持ちよく聞けて最高。ウリとアントニオの掛け合いが主軸で進んでいくので、本当に満足度が高かった。朗読劇開始すぐは、2人の掛け合いが聞けるだけで嬉しいって気持ちだったのですが、終演後は掛け合い自体、お芝居という表現自体に満足している自分がいました。この感覚は言語化できないので、実際に見てもらわないと分かってもらえないと思うのですが、同じ事務所の先輩・後輩として共演が多かったこともあり、相性の良さを肌で感じました。

千晃くんはウリにとにかくハマっていた。基本的に生真面目で、口の上手いアントニオに言いくるめられて逃亡生活に巻き込まれ、危ない仕事をさせられ、完全に巻き込まれて殺されかけたりとちょろい。自分の意見はハッキリと言ってやいやい言うのに結局は受け入れちゃうので本当にちょろかった。そんな役がピッタリでした。

危ない仕事で知り合ったマフィアのボスに気に入られて、断り切れずに添い寝する関係を続けてしまうんだけど、その時の（おそらく）アドリブが面白くて、夢の中だからかウリの指を舐めるボスに「ちゅ～はダメよちゅ～は」って応えたり、夜の部で昼の部よりもSEを多めに出す（もしくは甘えたな寝言）まさともさんに対して「よちよ～ち…」ってなだめたり。しかもそれを千晃くんの素に近いローテンションでボソッというもんだから余計に面白かった！

最前列で見ていて気が付いたのが、千晃くんはお芝居する時表情に出る人なんだなと。あと、話している人の方をガッツリ向いている。普段の千晃くんは表情がほとんど変わらなくて、何考えてるか分からないなって思うことが多いけど、驚くときは目を見開いたり、ボスに求愛（？）されたときにうろたえた表情をしたりと、ウリという役柄だからか表情がくるくると変わっていて、見ていてすごく新鮮でした。

あとやっぱり彼の声が本当に大好きだな～と生で聞いて実感しました。加えて本人からは想像もつかないくらいのエネルギーが宿っていて、フォロワーさんも言っていたけど、「真っすぐさ」という表現が似合う声だなと。

誠一郎くんのアントニオは、惚れっぽくて悪気なく女性を取っ替え引っ替えしちゃうモテ男。そのせいで様々なトラブルに見舞われるんですが、憎めないキャラに仕上げてきたのがさすがとしか言いようがなかった！

ウリを納得させるため、危機を乗り切るために言葉を巧みに使って言いくるめている描写が多く、正直ホラ吹きな人でなしなんですが、最後に惚れた女性であるアンナの今後をボスにお願いする時の声色が本当に真剣で、アンナに心底惚れていたんだと思わせる説得力があったように思います。

あとはアントニオの登場シーンでもある、相手の女性との電話での会話で、「僕は君のモノだよ」って台詞の後に投げキッスをするんだけど、誠一郎くんのリップ音ファンとしてはまさか生で軽めとは言えリップ音を聞けてブチ上がってしまい、少しの間意識が朦朧としてました（笑）

ご一緒したフォロワーさんにも話したんだけど、誠一郎くんの台詞回しというか、抑揚の付け方が好きだった！長台詞でも聞いていて心地が良かったです。フリートークでご本人が「長い台詞を最後まで飽きずに聞かせるにはどうしたら良いか悩んだ」って話をしていましたが、苦心して形になったのがこれだったのか～と。

アドリブが多くて遊んでる印象も強かったです。要所要所にテノール歌手の方による歌唱が入るんですが、とある歌唱の直後の台詞にそのマネなのかそれ風の太い声を出したり、どぶろっくの「もしかしてだけど〜♪」、少し台詞を変えるなど、ぶっこみがすごかった。それを受けつつ自分もボソッとアドリブを入れる千晃くんも面白くて、昼夜入ったからこそ気づく遊びがあって両部入って良かった！

私は出番が多い誠一郎くんと千晃くん目当てで行ったので大満足でしたが、まさともさんと重松くんの出番が予想以上に少なく、目当てできたファンの方はどう思ったんだろう…と正直心配になりました。フォアレーゼンでは当たり前なのかもしれないけど、自分がその立場だったらかなりショックなので、もう少し均等にするとか、アナウンスをした方が良いのでは、と思いました。

ストーリー自体は、朗読劇が初めての方にはピッタリですが、慣れている人にとっては物足りないと思います。前回いった朗読劇（文殺）が2時間半くらいあって内容も濃密だったので、1時間はかなり短く感じました。メイン2人の掛け合いとアドリブによって満足度の高い公演になっていたと思います。

個人的に、フリートークで休憩中に白Tシャツにお茶をこぼして黄色いシミをつくった誠一郎くんのことを冒頭でお客さんにバラし、夜公演でも話に出す千晃くんと「恥ずかしいからやめて」と言いつつもまんざらでもなさそうな誠一郎くんの図にこっそり萌えていました（笑）

大沢男子を来年も引き続き応援していく所存です！！！

また、来年の5/1に日立で開催予定のフォアレーゼンにも参加予定で、誠一郎くん・千晃くんに加え崚汰くんという最強俺得メンバーなので、今回参加してこの公演が一層楽しみになりました！年内ラストの朗読劇がこの公演で良かった。来年もいろんな朗読劇に参加していきたいと思います。