コエガタリ

声優ファン歴10年のアラサーが声優さんについて書き殴るブログ

【BLCD】ドラセクⅡ/南くんはその声に焦らされたい 感想

約2ヵ月ぶりのBLCDの感想記事になります。

ドラッグレス・セックス 辰見と戌井Ⅱ

発売日:2023/5/19
出演: 江口拓也(戌井)×古川慎 (辰見)、高橋広樹(無良)+武内健 (薬師寺)

こちらは「ドラッグレス・セックス 辰見と戌井 return」のCDと原作を一部履修済。returnは「ドラッグレス・セックス」に入りきらなかった話と短編集だったので、2人の話をガッツリ聞くのはこれが初めて。

付き合った2人が紆余曲折あって絆を強くするまでがDisc1、大学時代・30代の2人の短編集がDisc2に収録されてて、2日に分けて聞いたんですが完全にお腹いっぱいです!末永くお幸せに!!

まず、トラック1から辰見の変わりように驚きまして。コラボカフェに無理やり連れていかれた時は嫌悪感丸出しで早く帰りたいってなってたのに、戌井が観たい映画に付き合ってるし!興味示してるし!!関連作品一緒に見ようって提案してるし!!!戌井に対して歩み寄っている辰見に感動した。「バーカ、俺も」って台詞に戌井への愛情を感じさせる優しさがにじみ出てて好き。

オタ友(女性)と泊まりに行くって言いだす戌井にブチ切れて独占欲丸出しになるのも、父親のことがトラウマで戌井の自分に対する愛がいつかなくなるんじゃないかって怖い、でも手放したくないっていう弱さが見えるのもいじらしくてね……。同棲してる家飛び出して実家に1人でいる時に戌井を思い出して1人でしながら泣くシーンが古川慎GJすぎて大好き。私のメモが正しければ同時に指を口に入れてるのも性癖グッサグサに刺された。

 

私は戌井が商業BLの中でもトップ3に入るくらい大好きで、変わったところもあるけど、根本の辰見への愛と趣味、変態具合はまったく変わらなくて推せる~~~ってなりました。だいぶコミュ障だったのに、激務でお客さんとの折衝が大変そうな職場で働いてて、あの戌井が……!?と衝撃だったし、立派になったことにマジで感動した(誰?)でも、いくらお互いに恋愛感情はなくても女性と泊まりに行くのはさすがにダメだよ戌井!

辰見のお母さんとの会話も、その後の辰見に愛を誓うところもかっこよくて、でも、辰見宅に様子見に行く様が完全に不審者でダメダメなところ含め、好き!今回はシリアスなストーリーだったのもあって絡みはそこまでなかったけど、最後の最後にドSスイッチ入った戌井聞けてテンション爆上がりでした。returnで、辰見に1人でしてってお願いしてビデオ撮りだす戌井が一番好きなんですけど、やっぱり相手のこと好きすぎて、明らかにヤバイ行動に出る攻めが性癖だと再確認した(ヒント:男はじ15の統吾)

 

Disc2の特典は「温泉いこー編」「おはようおやすみ編」をはじめどのトラックも好きですが、やっぱり「ナッつんリバイバル編」が一番好き。ということで、「ナッつんリバイバル編」について語らせてください!

ナッつんというのは、戌井が好きな、男体化すると辰見に似ているらしいキャラクターで、前に辰見用の衣装を用意し、無理やり着せてヤったことがあります(変態)。それを30代の2人でリベンジする話。激しい絡みが繰り広げられたのはもちろんなんですが、個人的にクリティカルヒットだったポイントがありまして。

このトラックに至るまで、4トラック分30代の2人の話が描かれていて、もうその時点では結婚してるから、お互いに名前呼びなんですよ。苦難を乗り越え完全に甘々なやり取りを聞いて、良かったなぁと思う反面、名前呼びになったことに寂しさを感じてて。

で!このトラックでも、辰見は名前で呼ぶんですよ。でも、その後の戌井の「昔みたいに戌井って呼んで?」が完全にドツボで!!言い方も、語尾が上がってちょっと甘えてる風なのが最高で、実況アカで興奮が天元突破してしまったツイートがこちら。

 

 

実況してる時、大体テンションがおかしいので晒すの恥ずかしいんですが、言いたいことを完璧に表していたので思い切って貼りました。お目汚し失礼しました……。同じく爆沸きした方がいたら同志です。握手しましょう。

演技の話だと、まこさんの辰見の大学時代と30代の演じ分けが印象的でした。30代の辰見はすっかり落ち着いて、ツンな部分は残しつつも、戌井に対する愛情をちゃんと伝えてるし、これまで聞いたことのない優しい声色。大学時代はまだツン部分が多くてすぐに手と口が出る尖った部分があって、これを踏まえて30代を聞き直すと感慨深くなる。

なお、父親役が過去にブログで何回か名前を出してる水中雅章さんだったのですが、相変わらず良い声だしまこさんに声が似ててナイスキャスティングだった。あと、2人の友人役のにぎやかしで良い奴な濱くんと、クールでちゃっかり彼女作って結婚した岩中くんも、もはや愛着が湧いてる。4人での飲み会シーンずっと聞いていたい。あわよくば、濱くんと岩中くんでくっついてほしかった

 

脇カプの話である「無良と薬師寺 return」にももちろん触れていきます。

 

武内健さんの可愛さマジエターナル!!!

 

このカップルの本編はまだ聞いていないので、辰見と戌井とは真逆で声優さんのお芝居にしか言及できないんですが、もうさ、広樹さんに対しての「もぉ~!」がマジで武内健ちゃんだよね。これと「ふふっ」って笑い方は武内健ちゃんからしか摂取できなくないですか!?お好きな方には伝わってほしい、コレ。

「お風呂沸いた」って台詞も、語尾に小さい「つ」があって本当に可愛いんですよ。広樹さんの突飛な発言に「へ!?」って驚くのも、振り回されるのも、でもそんなところが好きで事後にイチャイチャしたいのも本当に可愛い。今回、キスまでしかないけどキスされてる時の鼻にかかる声とかね…………書きながら涙出そう(?)

あざとくなくて、ナチュラルボーンな可愛さ、守ってあげたくなる、可愛がってあげたくなる、庇護欲を搔き立てられるんですよ。昔、BLでそういったキャラクターを多く演じられてきたであろうお芝居と、一部ではありますがそれに触れてきた思い出がぶわっと蘇って、懐古に拍車がかかっております。来月の遊佐さん受けを聞いて同じこと言ってると予想。

ここまで熱弁してきてなんですが、私は武内さんの熱心なファンではないです。こんなに感動してる自分に自分が一番驚いてます。なんなら、声質や滑舌の甘い部分が最初は苦手でした。でも、いつの間にかそういった個性に魅了されて、「チョコストロベリーバニラ」で完全に落とされた記憶があります。

武内さんの声ばっかり耳に入ってきて、広樹さんについては安定のかっこよさだった、としか言えなく申し訳ない……。かなりの曲者キャラなのはよくわかったので、いずれ本編も聞きたいです!

南くんはその声に焦らされたい

発売日:2023/6/7
出演:鈴木崚汰(烏丸幸大)×内田雄馬(南理矢)、海渡翼(明虎)

発売発表からキャスト発表まで、確か半年くらい待った今作。最近崚汰くんの受けばっかり聞いてたから、攻めだし買おうと思ったらお相手のゆうまたそがとにかく可愛くて、最終的にたそ可愛いbotと化した。

ほとんど情報を入れずに聞いたので、エロパートに入るまでが急で戸惑い、思わず「男はじじゃねーか!」とツッコミを入れてしまった。烏丸くんのASMR配信をオカズにしている南くんがリスナーであることが本人にバレるところから始まるので、こういう導入になるか~とは思いつつも、展開になかなかついていけなかった。

ただ、それは導入だけで、その後はお互いに好きなのに気持ちがすれ違っていき、最終的に和解してくっつくので、意外にも王道なストーリーだった。登場人物も基本的には良い人で、特にメイン2人とも棘がなく優しい。あと、声質も中低音だからなのか、とにかくストレスが少なくて寝る前に聞くのに良いな~と思った。

初っ端、崚汰くん演じる烏丸くんのASMR配信から始まって、エッチな台詞をリスナーに向けて言ってるんだけど、棒読みでドキドキもクソもなくて笑った。配信後にSNS(もしくはコメント)でリスナーにボロクソ言われる下手さがちゃんと表現されていた(笑)確かダミヘを唯一使ったトラックだったと思うけど、ダミヘを感じる余裕がなかったです……。崚汰くんの本気ダミヘシチュがあればこちらまでお寄せください。

ただ、下手だった配信が南くんとの関わりを通して上手くなる描写や、トラックを重ねて南くんへの好意が増すごとに言葉責めのSみが増してるのが分かって、崚汰くんのことをまた好きになってしまった(告白)

BLで似たキャラだと「失恋ジャンキー」の龍次郎が浮かぶんだけど、龍次郎ってもう少し声質が硬いし、寡黙だけど明らかにモテるだろうと分かる声なんですよ(個人の感想)でも、烏丸の崚汰くんも寡黙ではあるけど、自信がない根暗な男の子というのが分かる声で、当たり前なんだけど演じ分けがすごい!!!と感動しました。

お気に入りの台詞は、最後の最後に南くんを誘う時の「ダメ?」「どう?」で、短い台詞に色気がすごく滲んでて良かった……んですが、一番好きなやつ、正直に言っていいですか?……南くんにフェ…されてる時の若干受けっぽい声です……。

 

さて、今回私がメロメロ(古)になった南くんのゆうまたそ。

たそは圧倒的に攻めを聞くことが多く、受けは「カーストヘヴン(2016)」以来聞いておりませんでした。というのも、受けのお芝居が変わってしまったと風の噂で聞いたからです。「カーストヘヴン」と「カラーレシピ」のたそが大好きだった私は、良い思い出のままにしておきたくてそれ以降受けの作品に手を出せずにいました。

でも、実際に聞いてみると、確かに芝居は変わっていたけど悪くはなかったです!やたら吐息が多いのはちょっと気になったが……。それが帳消しになるくらい、南くんを演じるたそが可愛かった!!

攻めを聞く機会が多かったので、おのずと低音で男前なたそが私の中のデフォルトになっていたのもあって、とにかく新鮮だった。南くんは人に対して好意的で素直で、だからこそ周囲に愛される太陽みたいな子。だけど、烏丸のASMR配信がオナネタで、抜いてもらうために本人の家に乗り込んじゃう、良く言えば好きな人・モノに一直線でもある。

そして、当て馬かと思いきやナイスアシストを見せてくれた明虎くんや烏丸のような陰キャが好感を持ちそうな光属性なんですよ。中学時代、明るくて運動神経良くて可愛い人気者だけど、陰キャだった私とも仲良くしてくれた女の子を思い出した。元気にしてるかな。……話が逸れたけど、そういう男の子なことが分かる話し方だと思った。

逐一台詞が可愛かったんだけど、どう可愛いのか上手く言語化できないから気になる人は、もうここで読むのをやめて聞いてほしい。烏丸に触っていい?って聞かれた後の「うん」がね~~~良いのよ!!!

エロいことになると、吐息多めになって急にスイッチ入った感じになるのは原作通りなのか気になっています。トラック5の電話でアレソレは、烏丸視点なので電話越しに実況してる南くんが大変スケベでした。電話シチュが大好きな私は思わず天を仰ぎましたよ。感謝!

シチュCDの才能がないので、ASMR配信ももちろん聞いたことがないのですが、実際とは違うんだろうけど新しい文化に触れられて面白かった。CDの都合上、コメントが女性の声で流れるのが、内容が内容なだけになんともゾワゾワしたけど……。

 

 

久しぶりの感想記事、いかがだったでしょうか。ちゃんと文章を書けているでしょうか。少しでも言いたいことが伝わっていればいいな。

 

前回、ブログで書くネタをゆるく募集したところ、めちゃくちゃ張り切って書きたくなっちゃうお題をいただきました!ありがとうございます!!こだわって書きたいので、時間がかかると思いますが、記事にするという形でお返ししたいと思います。

では、今回はこの辺で!