コエガタリ

声優ファン歴10年のアラサーが声優さんについて書き殴るブログ

CHILL CHILL BOX 10th BLUE BOX 朗読劇「逢魔時コンフュージョン〜再〜」

 

昨年の8thの公演ぶりに、ちる箱に参加してまいりました!
前回の反省を活かし、今回は初日の昼夜2公演の観劇を決めたけど、正解でした。昼は案の定ほぼ記憶が残らなかったけど、夜公演は比較的冷静に見られたので、記憶量が少し多かった気がします。

 

あらすじ&キャスト

あらすじ

主人公・天野静馬は、高校二年の秋、母を病で亡くす。母の隠された務めについて、遺言で初めて知る静馬と、双子の弟・拓巳。
その務めとは『母の後継者として神社の当主となり、この土地の氏神である”鬼”に、身も心も捧げよ』というものでーー。
10th INFORMATION - CHILL CHILL BOX (chill2box.com) 

キャスト

野島健児(天野静馬)
佐藤拓也(羅叉)
熊谷健太郎(天野拓巳)
立花慎之介(羽月)
平川大輔(森嶋乃亜・クレイン)
梅田修一朗(森嶋廉之介)
波多野和俊(双子の父&ナレーション)

ストーリーについて

今回の公演は再演なので、ストーリーの詳細が知りたい方は公式のレポを読んでください!ここでは、ストーリーの感想だけ語らせてもらいます。

blnews.chil-chil.net

レポを読んだ上で参加したので、なんとなくストーリーは頭に入っていたんだけど、静馬と羅叉以外にも思ったよりスポットが当たっていたのが予想と違っていて良かった!もちろん主軸はその2人で、拓巳は静馬の双子の弟でもあるから出番は多いのは想像がついてたけど、森嶋家の出番が思いの外多かったし、正直メイン2人よりここ2人の今後が気になっている。脇カプ好きになりがち。

正直、ストーリーは8thの公演が好みではあったけど、今回はファンサービス満載というか、BLボイスコンテンツを嗜む人が聞きたいものを詰め合わせたという感じで、良いものがたくさん聞けて満足だった!

声優さんのビジュアル面へのこだわりも感じた。8thは設定上、のじさん以外はスーツや普段着で、それはそれでかっこよかったんだけど、今回は写真を見てもらうと分かる通り、まるで舞台のような気合の入りようで、目でも楽しめた。特にさとたく、前回は他のキャストさんに近い恰好だったけど、今回はふわふわヘアーに金箔を散らし、オッドアイ仕様のカラコンにアイメイク、着物もすごい質量?布量で、鬼、人外であるのが視覚からでも分かった。慎ちゃんも銀髪にアイメイク、肩出し衣装とかなり攻めたビジュアルだったな…!

声優さんについて

野島健児さん

8thに引き続き、主人公(受け)を担当したのじさん。それはつまり、またのじさんの受けボを生で聞くことになるということ。前回の公演を思い出し、覚悟していったんですが、濡れ場シーンがガッツリあるわけではなかったので大丈夫でした!(助かった)

前回は明らかに訳ありのミステリアス美人を演じたのじさんですが、今回は物静かで内気な男子高校生で、BLCDで○○回摂取して慣れ親しんだ役柄だったので、安心感が半端なかった。BLCD聞き始めで「同級生」を聞いた私、エモの洪水に飲まれてた。のじさんのこういう役柄でしか摂取できない栄養がある。

前回も思ったけど、のじさんってお芝居してもあまり動かないし表情も変わらないのに、繊細で丁寧な声とお芝居で、「声優ってすごい」という至極当たり前の感想を抱いた。個人的にお気に入りなのが、最後の「羅叉が好きだよ」という台詞で、なんだろう、これぞ野島健児の受けって思ったんだよ!!!意味分からないよね、私も何が言いたいのか分からない。でも、これに尽きる。優しさの中に確かな愛情のある、柔らかな強さも感じられる言い方で、本当に強く印象に残っている。

本編終了後のアフタートークののじさんは、相変わらず癒しだった。当日、雨だったので「お足元の悪い中」を「足腰の悪い中」って挨拶か何かで言ってて笑った。これは持ちネタで、確かもう一つ何か爆弾を落としていった気がするけど、ど忘れしてしまった……。

佐藤拓也さん

この人にやられる2TOPの1人でしたが、2つの意味でやられました。

まずは、もちろん攻めボイス。夜公演、実は1桁台の列のどセンターだったので、さとたくが真ん前かつ目線がちょうど合うくらいの高さだったんですよ。なにがやばいって、

 

濡れ場シーンで、とにかくこちらを見てくる!!!

 

レポを読んで、彼が登場してすぐそういうシーンが始まると分かっていたので、心構えしてましたが、ダメでした!!!台詞は覚えてないんだけど、静馬に対して言っていることをこちらを見て言ってくる。そして、その声は色気をゴリゴリに積んだ低く響く声。私に言われているのか、と錯覚するやつ!良くない!!(動揺)あと、これは他に言ってる人を見かけたけど、静馬を触るようにねっとりした手つきで台本を触るの、本当にけしからん!!!思わず凝視してしまった私を許してほしい。

ガッツリ行為中の描写はないんだけど、キスシーンが多くて、さとたく氏がBLCD等で駆使している技術が眼前で披露されるわけなんですが、マイクで肝心の口元が見えない!!!それがまた良い!!!と静かに大興奮しておりました。8thでは、阿座上さんは手の甲で、わちゃは口だけで出していたけど、人によって出し方に違いがあって大変エ……興味深いですね!

とは言え、行為のシーンがなくサラッと終わっていくのに内心肩透かしを食らっていたのは事実で、まぁこんなもんかなんて思っていたら、とんでもないシーンが来てしまった。

 

変態神父・乃亜による陵○シーン!!!

 

尺は長いわけではなく、聖水をかけて身動きがとれなくなった羅叉を痛めつけた後、(多分)挿入しているのを静馬と廉之介に見られるまでなんですけど、そこのさとたく氏の強気受けっぷりがヤバイ。攻めとしてのキスを聞けるだけで最高なのに、受けとしてのキスも聞けるなんて、ご褒美が過ぎるよ!!!ひらりんとさとたくのBLって多分CDではなかったと思うんで、まさかこんなところで聞けるとは。(あったらこっそり教えてください)

乃亜に無理やりキスされてる時の漏れた声もヤバイんですが、その他の台詞「殺す!!!」「見るな!!!」も、嗜虐心煽られまくりで爆ぜるかと思った。さとたく氏、くっころの受け(?)が似合いすぎる。「見るな」は駆け付けた静馬たちに対して言う台詞なんですけど、実際に手で顔を覆いながら言っていて、一言なのに大変……エロくて最高だった(IQ0の感想)

さとたく氏、役が憑依するタイプらしく、劇中だけでなくアフタートークでも羅叉の傲慢さを引きずって、不敵に笑っていつものようににこやかにしていなかったのに不覚にもドキドキしてしまった。一緒に観劇したフォロワーさんに言われて気が付いたんだけど、他のキャストが最初から台本を追っている中、鈴の音がなるまで奥で眠ってるであろう羅叉みたいに台本を開かず座ってる姿が迫力があって、羅叉そのものだなと思った。

熊谷健太郎さん

正直に言っていいですか?

 

さとたくとのキスシーンで全部吹っ飛びました(最悪)

 

言い訳させてください。当ブログを読んでくれている方はご存じかと思いますが、私は熊ちゃんの受けが大好きです。至高です。信者です。そして、受けの新規は「サンドリヨンの黒い革靴」以来なく、2年弱聞けていないんです。そんな飢えた獣が、久しぶりに新規ボイスで、しかも生で、ご本人を目の前にして聞いたら、そら記憶も吹っ飛ぶよ!!!文句ある!?(逆ギレ)

夜公演はまだマシでしたが、昼公演はあまりの衝撃に完全に脳の機能がフリーズし、しばらく話が入ってこなかった。リアルに宇宙猫の顔してた。細かく語る相手がいないしTwitterに書くのは怖いからここに書いていいですか?ほんの数秒の「んん……ッ」でこんな破壊力ある?熊ちゃんの受けで聞ける高めで甘さを内包した上擦った声がマジマジマジで癖なんです。しかも相手が、初受けのお相手、さとたく氏なのがまた、ね!!!いいよね!!!!!(圧)

さすがに担当した拓巳くんの話をしますと、アニメでは分からないけどBLでこういう役を演じる熊ちゃん、初めて聞いた。考えるより行動派で明るくて、お兄ちゃんのこと大好きな弟な熊ちゃんは大変可愛かったです。……すみません、これが限界です。

アフタートークでは先輩方の突拍子もない発言に、たまに困ったように笑ってニコニコしてるのが可愛いねってフォロワーさんと話してた。意図せず、楽屋でひらりんと梅田くんが話してる間の席に座ってしまって、梅田くんに「邪魔しちゃってごめんね」って謝ってたの、優しい世界だった。余談ですが、公演後に梅田くんがアップしてくれた2ショットが、あまりにも可愛くて鑑賞用に即保存しました。

立花慎之介さん

妖で、普段はマスコットのような可愛らしい姿をしているけど人間の姿にもなれるという、美味しいキャラ。出番はそこまで多くはなかったものの、アドリブパートで全部持って行った感がある。世間のことを何も知らない羅叉に「性奴隷」の解説をするシーンがどうも全編アドリブだったらしく、ちゃんと覚えてないけど爆笑したし会場も笑いに包まれていた。かろうじて覚えていたワードは、「キメセク」「風俗堕ち」「首輪」「オプションで車で引き摺り回す」(苦笑)

夜公演のアフタートークでその裏側を慎ちゃんが話してくれて、運営に性奴隷のくだりをどこまでやって大丈夫か確認したら、記録も配信もしないから事務所の匙加減でって言われたらしく、その後の「俺社長だからなんでもOK」っていうパワーワードでめちゃくちゃ笑った。そうだ!この人社長だった!!だからやりたいようにやりました、みたいな話をしてて大感謝したんだけど、確実に最近出演した「I♥歌舞伎町」で見聞きしたワードを使っただろ!と勝手に思ってニヤニヤしてしまった。少なくとも、「キメセク」「風俗堕ち」はこのCDで聞いた覚えがある。

そんな卯月、夜公演の独白コーナーで、長年(確か300年)羅叉を慕いながらも従者を務めてきたことが分かって卯月の見方が180度変わった。今作1の幸せになってくれ枠だった。

平川大輔さん

前半の朗らかなハーフ喋りと、後半のサイコパス変態神父っぷりのギャップが最高だった……!廉之介とのシーンで、彼が自分を好いていると知った上でわざと動揺させることを言って弄んでいるように見えて、タチが悪いなと思っていたら、夜公演で内に秘めた廉之介への少々歪んだ愛情を吐露するシーンがあってより気になるキャラとなった。「彼はまださなぎだけど、開花してどんな蝶になるのか楽しみ」みたいなことを言ってて、うわヤベーコイツ(歓喜)!となった。

実は、このキャラに関してはあまり情報を入れないまま見たんだけど、予想よりサイコパスだったし、ひらりんのねちっこいドS攻めが大好物な私にはたまらんかった!ムシシリーズのひらりん担当キャラが好きだったらきっと刺さると思う。ソースは私。羅叉を蹂躙するシーンの圧倒的強者感と粘度高めの声、なんでこんなに好きなんだろうか。本性を表して一気にヒエラルキーの頂点に君臨した後に、返り討ちにあって弱弱しくなる様の落差が憎めない。さとたくのところでも散々話したけど、乃亜×羅叉はもっと聞きたかった!!!

とは言え、気になるのは廉之介との今後。廉之介が駆けつけてから酷い行いを止めはしなかったけど狼狽えていたから、彼に対して愛情を抱いているのは間違いない。そして、過ちを犯した乃亜に手を差し伸べる廉之介に「天使……!」と呟いていたから、激しい感情を受け止めてもらえる関係性になったら良いな、と思った。

アフタトークひらりんは、いつもと変わらず聖母のようで、喋るだけで浄化されたまであった。さとたくの髪に金箔が装飾されてるって話になった時に、のじさんと駆け寄って見に行くのも、自分の髪についてる髪飾りを見せる仕草も、本当に可愛らしくて、ひらりんの変わらなさにはいつも安心させられる。

梅田修一朗さん

個人的にダークホースだった梅田くん。声優アワードで新人賞とってたからちる箱で聞けるの楽しみだな~くらいに思っていたら、新人特有のまっすぐ粗削りなお芝居とピュアで汚れを知らない男の子という役柄がマッチして完全に魅了されてしまった。乃亜とのシーンで、よからぬ妄想をしてしまった時の早口が、若干何を言ってるのか聞き取れないのもリアルで良いなと思った(私の耳の問題?)

個性強めのキャラが多い中で普通の男の子というのが逆に個性になっていて、間違いをした乃亜に手を差し伸べる懐の深さと強さがある子だった。静馬に負けないくらい、慈愛に満ちた子だと思う。個人的に、乃亜に対しての好意を彼自身から暴露され、羅叉を陵辱しながら「こうされたかったんでしょ?次はアナタの番だからそこで見てて」って言われた後の怯えとほんの少し期待が入り混じった震え声に、どうしようもない私は興奮してしまい、早々にメインで受けをやってくれと願ってしまった。

アフタトークでは、内容を事前に考えてきたんだろうなという話し方をしていて(私にはそう聞こえた)、初々しさを感じた。楽屋でひらりんと芝居の話をしていたらしく、おそらく20歳以上離れてる後輩と話せる空気感を作ってたであろうひらりんはさすがだなぁと思う。確か、夜公演でひらりんが「天使(廉之介)が可愛くてね~」って話をしていて、反対側にいる梅田くんと手を振り合ってたの、マジで優しい世界だったし、Twitterにあげてた写真も親子みたいで癒された……。

波多野和俊さん

前回に引き続き拝見しました。前回よりも人数が多いのもあって出番が少なめだったな。父親やナレーションの時は少し渋めの声色なのに、妻の手紙を読む時の声が美人声に変わってて、「多分、シニシカとラメントはこれに近い声だったんだろうな」と思いながら聞いてました(謎目線)

最後に

記憶が残ってた分、前回よりも長く感想が語れて嬉しい!!!フォロワーさんが2日目も参加されてて、感想を呟いていたんだけど、それを見てやっぱり無理をしてでも行けばよかったと後悔したので、今後の公演は全通目標で参加していきたい。

 

森川帝王の神父見たかった~!!!

 

でも、初日で満足するくらいには良い朗読劇だったのは事実で、若手の梅田くん・熊ちゃんから、のじさんやひらりんといったベテラン、その間の中堅であるさとたくと慎ちゃんと、いろんな世代があるバランスの良いメンバーなのもとても良いなと思った!BL以外でも、こういう朗読劇が増えていったらいいな。

 

最後に一言。

 

 

これもCD化してくれ!!!

 



8th公演の感想はこちら。

koegatari.hatenadiary.com