コエガタリ

声優ファン歴10年のアラサーが声優さんについて書き殴るブログ

サンドリヨンの黒い革靴

st-noix.jp

発売日:2021/06/25
出演:羽多野渉(火神尊)×熊谷健太郎(灰原歩)

「靴を落とさないと王子様には会えない?」

灰原歩は、仕事を完璧にこなす有能な議員秘書だ。しかし、普段気を張り詰めているせいか私生活では抜けているところがあった。
ある夜、灰原は混雑する電車から降りる際に靴が脱げてしまい、そのままホームに押し出されてしまう。ホームで茫然とする灰原に靴を拾って届けたのは、火神尊という灰原好みのイケメンだった。
このまま別れてしまうのはもったいない。
ダメ元でお礼に誘うと、火神の方も同じ思いでいることがわかり、二人は本能の赴くまま激しく濃厚な一夜を過ごす。
もう会うことはないだろうと思っていた矢先、二人は職場でまさかの再会を果たしてしまい……。

サンドリヨン(シンデレラ)の落とした黒い革靴から始まる、強面SPと美人秘書の政界スリリングラブ!

 

今作は、「リーディングCD」という名称で、今まで感想を書いてきたCDとは違い、掛け合いだけでなく、原作の小説の地の文の朗読が入ります。構成としては、交互に1トラックを担当していく形。聞いた感触としては、1人で語るターンが多いと感じました。でも、2人の朗読がお上手なので、私はだんだんと慣れました。

こういったCDの存在は知っていたのですが、あくまで掛け合いを聞きたい気持ちが強く、避けてきました。今回は、今となっては貴重な羽多野さんの新規攻めと受け作品の打率100%の熊谷くんがコンビということで、購入することにしました!

いざ聞くと、開始早々ラウンドシーンでおや?となり、Disc1を聞き終わって確信しました。

これ、熊谷くん至上一番可愛い受けだ!!!!!

ジャケ写の絵がクールめだったので、クールビューティなツンデレ受けかと思ったら大間違い。乙女でビッチな小悪魔誘い受けです。今まで聞いたことあるのは男前受け(サハラの黒鷲)や絆されお兄ちゃん受け(やましい恋のはじめかた)で、思いが通じるまでは抑え目でしたが、今回は最初からトロッットロ。伝わる人にしか伝わらないですが、「やましい恋のはじめかた」の特典CDにあったラブホでのラウンドくらい振り切ってます!!!

身体の関係を持った後に仕事で再会し、合間のトイレ休憩で受けが攻めを誘惑するシーンがあるんですが、破壊力が半端なかった…。えっちなお姉さんのソレでけしからんのですよ。もちろんラウンド中も攻めを煽る煽る。これまで聞いたことがないような小悪魔チックで、少し女性みがある声色になっており、毎度のことながらこんな引き出しもあるのかよ!!!って頭を抱えました。普段は地声に近く、男らしい声なのでギャップも楽しめます!熊谷くん推しにはぜひ聞いてほしい…とDisc1の時点で思いました。

熊谷くんはどこまで進化するのかと、今後がより楽しみだし、作品を買う度に新しい一面を見せてくれる熊谷くんを応援していきます!攻め受け両刀なだけでもすごいのに、キャラに合わせて受けの芝居も変えてくるなんて…恐ろしい子

羽多野さんの新規攻め久しぶりでワクワクしながら聞いたわけですが、帝王の後継者と呼ばれていた実力は健在。良い塩梅の無理のない低音で開始早々ガッツポーズしました!羽多野さんの十八番である寡黙で武骨な攻め、かっこよかった。受けに煽られて燃えていくのも良かったなぁ…。
羽多野さんは、私がBLCDというコンテンツに出会った2010年台前半ではバリバリ現役で、いろんな人を攻めまくってた記憶があります。(たまにある受けも私は結構好きなのですが。)とにかく、ラウンドの際の羽多野さんのリップ音と吐息が大好きというかそれで育ってきた(?)ので、これだよこれ!!!ってなったし、BLCDで攻めを演じる役者さんのための教材に羽多野さんのリップ音を掲載してほしいと本気で思っている。羽多野さん、キスした後に絶対に吐息を入れるの前と変わってなくて嬉しかったしまた聞けた~~~って謎の感動が生まれた(笑)これぞ私の中のTHE!攻め!!だと再認識しました。羽多野さんは本当にBLで輝く人だと思っているし*1、オファーがあれば出てくれそうだから、年1でも良いから羽多野さんの新規がほしい……と思ったけど、羽多野さん男はじに参戦していたのだった。お相手が東リベでちょっと熱が上がっている林勇さんだし、近々買ってみようか*2

完全に2人っきりのCDってなかなかないので、2人の声だけを長いこと聞けるのがとてもいいなと思いました!今作については、ストーリーも面白く、メインキャストのお2人が最高なので、買いです!!!ノワショップで買えば、計4枚のCDを4500円で聞けてしまうのでコスパが良すぎる。普通のBLCDだと、1枚で3300円くらいするし。

ただ、1つ希望を言うと、ラウンドシーンは地の文なしにしてほしい(笑)いわゆる官能小説のような特殊な単語を声優さんが読み上げていると思うと、どうしても声優さんへの申し訳なさが頭によぎってしまうのと、何より早く次の展開を聞かせて!って思ってしまって。一応、公式に要望送ってみようかしら。

今後も興味がある内容やキャストさんがいたら、こういう形のCDも選択肢に入れてみようと思いました!

*1:羽多野さん好きになったのはBLCDがきっかけ

*2:林勇さんの初受けが最高でレビューで高評価が並んだ話をいつかしたい。私も大好き