どうも。「ディストピアの王」の感想をアップしてきましたが、今回は満を持して、主人公・印我桐久と中の人・冬ノ熊肉さんについて語っていきます。
なるべく満足のいく記事を書きたくて、直したりあっためたりしていたら月末になってしまいました。
印我桐久
「うたプリの蘭ちゃん（黒崎蘭丸）に似てる！！！」というのが第一印象でした。
（友人にも見せたらうたプリっぽいって言われたからメジャーな感想だと思う）
桐久はこちら。
この蘭ちゃんのアイコンだとあまり似てない気がするので、共感は求めないことにします(笑)
容姿は一目惚れまではいきませんが、比較的好みでした。ロン毛の男が得意じゃないので、貴重な短髪枠である桐久と水明は見た目だけなら1、2で好きです。ただ、本格的に好きになったのは、中身を知ってからです。
ゲーム購入前に体験版をプレイしたんですが、最初からとにかくぶっ飛んでいる。
俺は、メレのようなー
いや、それ以上のロックスターになる。
そう定められた男だ。公式HPより
キャラ紹介の台詞部分がこれなので、間違いなく変人だとは予想してたんだけど、予想の遥か上をいっていた。
体験版では最後に各ルートのラウンドシーンの導入をたっぷり見れるんですが、トップバッター・半左の始まりがこの台詞から。
「陰茎を出せ」(SE:ジャッジャッジャッジャッジャ♪)
なんという出オチ
爆笑しました。この台詞スタートにしたの、作り手側確実に狙ったでしょうね。これは心掴まれるよ。
物語の最初から半左を巻き込んで無謀なことをするし、いつでも自信満々だし、とにかく上からだし。でも、決して嫌な奴ではなく、とにかく「おもしれー男」を体現していて、知らず知らずのうちに桐久に魅了された私はすぐにゲームをポチったわけです。
体験版では「ヤバい奴」の要素が強かったんですが、ゲームを進めるうちに良い方向に感想が変わっていきました。
ここで、桐久の推しポイントをあげていきます。
懐が大きくてめちゃくちゃ良い奴
23歳にして、相当懐が大きいです。特に感じたのは庵士ルート。後半に入るまで庵士がツンツンし、悪態をついてくるんですが、それに言い返すことなく終始大人の対応をしていました。
頭脳が優れていて周りも見えている
変わった男で、自分の夢のために家出しちゃう破天荒な奴ですが、基本的にはバカではなく、しかるべき状況では空気を読むし、頭を働かせる男です。まぁ、すごい両親で温室育ちかつまだ23歳なので、世間知らずな部分はあるけど、許容範囲。
全ルートで危険な状況に陥るんですが、熱血主人公がやっちゃう「いやお前それやめとけ！！！」って思う行動は基本してない。かつ、自分で考えて行動しているのでプレイしていてストレスが少なかった。
乙女ゲームをやっていて、「いやなんでそんなことしちゃうの！？」「もうちょっと考えない？」って主人公の行動や言動にイライラすることが何回かあったけど、桐久についてはほとんどなかったように思います。水明ルートでは少し思ったけど、特に気にならないレベルだったし。
自己肯定感の高さと素直さ
ヤバい奴、の後に思ったのが、自己肯定感MAXだろうな〜って。何事においても自信があります。未来のロックスターになるって言い切っちゃう男ですからね。
この桐久、ピアノの才能はあるんですがギターはど下手くそで、メンバーに初披露時、散々に言われます。俺様キャラでもあるので、プライドをへし折られてケンカになるかと思いきや、素直に認め、これで上手いと思っていた自分が恥ずかしいとまで言います。
色白美人で下まつげバッサバサ
立ち絵だとビッチリ着こんでて分かりにくいんだけど、スチルで脱いだら一目瞭然。特に半左とのスチルだと、半左が色黒なのでとても映えるんですよ。キャラの誰よりも白いの最高。tkbの薄桃色が綺麗に見える配色にキャラデザ担当のこだわりを感じました。
あと、こちらも立ち絵だとあまり気づかない…というか私が気づいていなかったんですが、下まつげバッサバサで美少女っぽい顔立ちなんです。今作はキャラデザと原画担当が異なるため、原画担当の方の絵柄がそうなのかも。スチルの絵が美麗なので、桐久が本当に美人なんですよ。ボロボロな姿すら、美しさを覚えます。
まだまだあげるとキリがないですが、こんなところです。
私はBLに目覚めた頃から男前な受けが性癖なので、好みどストレートでした。BLゲームのキャラで言うと、ラッキードッグのジャンさんや、ドラマダの蒼葉が好きな人はハマるかもしれません。ソースは私。
ただ、まぁこれだけではこんな記事を書くほど彼を好きになっていないです。そう、彼は18禁BLゲームの主人公なのです。
冬ノ熊肉
この流れで中の人のお話をします。熊肉さんのことは前から存じており、なんならゲームを買ったのは熊肉さん目当てでした。熊肉さん総受けで攻略キャラの中の人も耳馴染みのある方ばかり。これは買いだな、と。
まさかここまでハマるとはってくらいハマってしまいました。理由は、受けのお芝居、喘ぎがヤバいんです。これが桐久を語る上で外せないポイント。デ王を始めてから、ほぼ毎晩エロい回想シーンか特典CDを聞かないと1日を終われない身体になってしまったんです私は！とんでもない習慣身につけさせやがって！！
ここからは熊肉さんのオタクに向けて、聞きどころをピックアップ。
拷問を受けている時の迫真の演技
最初からすごい内容なのは分かっています。すみません。
残り2つは別作品でも十分聞ける可能性があるじゃないですか。2個目はBLでなくアニメ、3個目は今後発売される18禁BL作品で。ただ、拷問される芝居を聞ける作品ってなかなかないと思います。
しかも、ちょっとやそっとの拷問ではありません。とあるキャラのルートで、数十分×3回あります。しかも、BAD ENDはとんでもありませんよ。私は内容を聞いただけで号泣しプレイを見送っているところです。年内にはやりたい。
そして、そんな拷問を受ける熊肉さんの芝居がすごいんですよ！！！特に2回目の拷問はとある道具を使うんですが、本当に演者さんが受けてるんじゃないかってくらい臨場感があります。声優さんはみんなプロであることを承知であえて言います、これがプロの技だと。
怒りと悲しみの激しい感情表現
1個目の項目で「2個目はBLだけでなくアニメ等でも聞ける」とは言いましたが、今作で桐久が立ち向かう出来事は大変なものです。私は熊肉さんがここまで声を張り上げて激昂する声と、傷ついて号泣するお芝居を初めて聞きました。
18禁だからこそできる過激なプレイによる喘ぎの演じ分け
1個目の項目で「3個目はBLだけでなく今後の18禁BLでも聞ける」とは言いましたが、みなさんよく考えてください。熊肉さんのオタクなら察しはついてるんじゃないでしょうか。冬ノ熊肉総受けの18禁BLゲームが今後出るのか、と。
とは言え、総受け主人公は2作目なので、ありそうっちゃありそうだけど、そもそも発売数が少ないBLゲームの主人公枠の椅子取りゲームは熾烈だと思います。また、過去出演作を見るに攻略対象の攻めキャラでの出演が多く、ご本人の声質的にも攻めに回る方が増えると思うんですよ。
ここで買わずしていつ買うのよ！！！
すみません、熱が入って本題からそれました。話を戻します。
熊肉さんの総受けゲーというだけで買う価値はありますが、それに加え、受けのお芝居がすごいです。私が勝手に思っているだけですが、今作以上の受けを今後聞けないんじゃないか、不安になるレベルです。
特筆すべきは、濁点喘ぎとシチュやプレイ内容によっての演じ分けです。
これまでの熊肉さんとその親戚の受けでは聞けないであろう濁点喘ぎ。*1いろんな方の受け芝居を聞いてきましたが、濁点つけて喘ぐ方ってほとんどいなくて、いても好き嫌いが分かれるイメージ。どうしても聞き苦しかったり、汚くなりがちです。私も人によっては大丈夫でしたが、あまり得意ではなく。
でも、熊肉さんの濁点喘ぎは聞きづらくないです。ヤバいんです。聞いたことのある熊肉さんの喘ぎは、私の解釈だと「地声を感じさせない甘い上擦った高音」。そこに上手いこと濁点と語尾にハートがついてるんですよね。全然伝わってる気がしない。
演じ分けについては、最も喘ぎ狂ってるラウンド2大巨頭*2を聞いて愕然としました。
1つ目は、攻めキャラの手練手管によって、とある方の言葉を借りると快楽の拷問を受けていて、濁点で語尾にハートがついてます。すごいです。確実に言えるのは、ご親戚でここまで狂っているのは聞いたことがありません。
2つ目は、ガチの拷問を受けていていわゆる窒息プレイに近いらしい状態になっており、こちらもものすごい快楽に狂ってるんですが、アヘ成分が強い。ちょっと犬や動物に近い感じです。1つ目はまだ人間を保ってるなと個人的に思ってるんですが、何を言いたいかと言うと、この演じ分けすごくない？？？ってことです！！！
今後、このクオリティの冬ノ熊肉の喘ぎは聞けるか分からんよ、冗談抜きで。
……違うんです、私も好きで喘ぎの話ばかりしてるんじゃないんです。
もちろん、普通に話すお芝居やツボを押さえた言い方など、普段のお芝居でも良いところはたくさんあるんです。それが考えられなくなるくらい受けの芝居がすごいんですよ！！！！！
少しでも気になった方はぜひ、「ディストピアの王」をお買い求めください。まずは体験版からやってみると良いかもしれません。
ちょうど今日、ダウンロード版が出たようです！ナイスタイミング！！
DL版『ディストピアの王』本日より発売です！
— PIL/SLASH (@pilslash) 2021年10月28日
どうぞよろしくお願いいたします。https://t.co/e19gcmJvtU
